ICE COTTON FUTURES
August 7, 2020
Open High Low Close Change
Oct 20 64.74 64.74 61.78 61.88 -2.53
Dec 20 64.85 64.87 62.15 62.36 -2.49
Mar 21 65.00 65.55 62.90 63.19 -2.30
May 21 65.70 65.95 63.46 63.87 -2.02
Jul 21 65.97 66.22 63.95 64.30 -1.83
Oct 21 - - - 63.00 -1.71
Dec 21 64.22 64.40 62.31 62.70 -1.61
Mar 22 - - - 63.45 -1.58
May 22 - - - 64.15 -1.48
Jul 22 - - - 64.75 -1.48
ICE estimated futures volume: 40,300
NY定期12月限は、前日引値水準で寄り付いた後、やや値を下げると、そのまま方向感なく推移。しかし米国現地で取引が本格的になると急落し、取引を終えるまで値が戻ることなく最終的に前日比249ポイント安の62.36/LBで引けた。
出来高は、40,300枚。
【相場動向要因】
米国綿花市場は急落し、1週間前の引値水準まで一気に値を戻す格好となった。出来高も過去2か月で最多となる40,300枚を記録した。昨日の引値で直近のテクニカル指標と見られていた64.90/LBを超えなかったことで、
この1週間で積み上がっていた投機筋のロングポジションの一部が利益確定売りで清算されたことが主な要因と見られる。
取引時間前半は取引枚数が比較的少なかったため、荒い値動きとなった結果、ストップロスオーダーの発動が、大幅下落につながったのではないかと見られる。
コーンや大豆、小麦など米国穀物市場も、好調な生育を背景に供給過多となる懸念が市場関係者の間で広がっているため、本日は総じて値を下げた。
一方、米国株式市場ではダウ平均株価が前日比46.50ドル高の27,433.48ドルで取引を終えた。7月の米国の雇用統計が発表され、非農業部門の雇用者数が前月比176万3000人増と市場予想の148万人を上回ったことが好感されたようだが、追加の経済支援策に関する与野党協議が不調に終わったことなどが相場の重しとなり、最終的に小幅に上げて引けた。
また本日CFTCレポートが発表された。報告書によると8月4日までの1週間で投機筋のネットロングポジションが5,700枚増加し、トレーダー/生産者筋のネットショートポジションが10,156枚急増していることが報告されており、
相場の上げに乗じて実需筋による値決めが相当数行われたことが示唆されている。
米国コットンベルト地域における天候状況については、東海岸沿いで小雨が予報されているが、西テキサスや南東部では水不足が続いており、引き続き綿花の生育への影響が懸念されている。
END.