2020年8月24日月曜日

NY FUTURES AUGUST 21,2020

ICE COTTON FUTURES

August 21, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Oct 20 63.77 63.77 63.57 63.73 -.19

Dec 20 64.42 64.55 64.01 64.28 -.24

Mar 21 65.32 65.44 64.93 65.20 -.22

May 21 66.02 66.10 65.61 65.90 -.18

Jul 21 66.38 66.44 65.95 66.30 -.40

Oct 21   -     -     -   64.75 -.27

Dec 21 64.50 64.50 64.07 64.36 -.29

Mar 22 65.53 65.53 65.53 65.48 -.27

May 22   -     -     -   66.13 -.27

Jul 22   -     -     -   66.13 -.27

ICE estimated futures volume:16,900

 

 

NY定期12月限は、小高く寄り付いた後は値を下げ、その後もやや弱含みの展開が続き、最終的に前日比24ポイント安の64.28/LBで引けた。

出来高は、16,900枚。

 

【相場動向要因】

 

本日の米国綿花市場は綿花特有のファンダメンタル乏しく目立った動きはなかったが、週間では143ポイント上昇しており、引き続き上昇気配は続いている。米国一部地域では相場価格が生産コストを下回っているため、生産者の値決めもまだ多く見受けられないが、今後徐々に値が上がるにつれて、値決めの動きが活発化していく様相を呈している。しかしながら、実態経済では世界的に需要が減速していることが先日米国農務省から発表された需給報告からも明らかになっているにも関わらず、投機筋やファンド筋による穀物市場への資金流入により価格が下支えされているため、今後の値動きには注視する必要があると思われる。他の主要米国穀物市場も今週は全体的に値を上げて引けている。

 

一方、米国株式市場は前日比190.60ドル高の27,930.33ドルで引けた。成長期待の高いハイテク銘柄が中心に買われたことや、一部経済指標が前月よりも回復していることなどが好感され値を上げた様子。

 

また中国商務省によると、米中政府間による第一段階合意進捗状況に関する協議が間もなく行われることを明らかにしたが、米国政府からは具体的な日程について明らかにされてはいない。

 

最後に本日CFTCレポートが発表された。報告書によると8月18日までの1週間で投機筋のショートポジションが1,263枚減少、ロングポジションも202枚減少し、ネットではロングポジションが1,061枚増加した。一方、トレーダー/生産者筋のショートポジションは187枚増加、ロングポジションも72枚増加し、ネットではショートポジションが115枚増加したことが報告されており、今週は実需筋による値決めはあまり行われなかったことが示唆されている。

 

またカリブ海とメキシコ湾に二つの熱帯低気圧が発生しており、進路によっては綿作地に到達する可能性もあるため、市場関係者や綿花生産者は今後の行く末に注視している模様。

 

END.