ICE COTTON FUTURES
August 27, 2020
Open High Low Close Change
Oct 20 64.49 64.95 64.49 64.76 -.22
Dec 20 65.49 65.72 64.75 65.37 -.21
Mar 21 66.44 66.55 65.68 66.27 -.18
May 21 66.97 67.12 66.37 66.96 -.06
Jul 21 67.39 67.55 66.90 67.44 +.08
Oct 21 - - - 65.80 +.17
Dec 21 65.10 65.56 64.98 65.50 +.17
Mar 22 66.41 66.61 66.41 66.59 +.17
May 22 - - - 67.09 +.22
Jul 22 - - - 67.29 +.23
ICE estimated futures volume:18,700
NY定期12月限は、小高く寄り付いた後は動意薄で推移。米国現地で取引が本格的になると一時下げ幅を拡大したが、引けにかけて値が戻り、最終的に前日比21ポイント安の65.37/LBで引けた。
出来高は、18,700枚。
【相場動向要因】
本日の米国綿花市場は昨日に引き続き様子見ムードが漂い、若干値を下げて引けた。27日未明にテキサス州とルイジアナ州の州境の沿岸地域に上陸したハリケーン「ローラ」は、カテゴリー4の勢力で激しい暴風雨を伴いながら内陸へ進んでいったが、その後急速に勢力を弱め、同日午前にはカテゴリー1となりアーカンソー州へ抜けた。このハリケーンによる影響で、海抜の低い地域では洪水が報告されているが、現時点での綿作地への被害は想定されていたよりも少ない可能性もあり、相場への影響は限定的となった。また本日、米国農務省より週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述。2020/2021CROPを見ると、先週に引き続き中国、ベトナム向けの新規成約数量、船積数量は、ともに比較的堅調な結果だった。しかし同時に中国向けに大規模な数のキャンセルも報告されており、これが綿花相場には弱材料として働いたと思われる。
その他の米国穀物市場では中西部で続く非常に乾燥した天気が、穀物の生育に影響を及ぼす懸念が広がっており、本日も主要穀物銘柄は値を上げて引けた。
また米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長が27日に行った講演の中で、インフレ目標変更で物価2%超を容認する新指針を発表。景気が回復するまで大規模な金融緩和が持続されるとの思惑が広がり、米国株式市場はこれを好感。ニューヨークダウ平均は前日比160.35ドル高の28,492.27ドルで引けた。米国新規失業保険件数が前週比で減少していることも投資家マインドを改善させる要因となった。
米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending August 20, 2020);
2020/2021CROP
アップランド
成約:336,100俵 (中国 224,500俵 / ベトナム 75,600俵 / トルコ 11,200俵)
キャンセル:▲179,500俵 (中国 ▲177,700俵 / 日本 ▲600俵 / マレーシア ▲400俵 / エクアドル ▲400俵)
船積:277,500俵 (中国 153,500俵 / ベトナム 29,400俵 / インドネシア 16,100俵)
ピマ
成約:12,600俵 (ペルー 4,400俵 / インド 3,300俵 / ベトナム 2,600俵)
キャンセル:なし
船積:10,200俵 (中国 2,400俵 / ベトナム 2,200俵 / インド 1,900俵)
2021/2022CROP
アップランド
成約:7,900俵 (中国 7,900俵)
ピマ
成約:なし
END.