2020年8月20日木曜日

NY FUTURES AUGUST 19,2020

ICE COTTON FUTURES

August 19, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Oct 20 62.29 62.65 62.29 63.21 +.82

Dec 20 62.93 63.85 62.83 63.77 +.84

Mar 21 63.86 64.77 63.75 64.69 +.86

May 21 64.76 65.41 64.47 65.33 +.80

Jul 21 65.30 65.80 65.00 65.73 +.71

Oct 21   -     -     -   64.32 +.57

Dec 21 63.77 64.19 63.66 64.10 +.61

Mar 22 64.84 65.37 64.84 65.27 +.70

May 22 65.43 66.22 65.43 66.13 +.97

Jul 22 65.95 66.37 65.95 66.46 +.77

ICE estimated futures volume:15,800

 

NY定期12月限は、前日引値よりも若干値を下げて寄り付いた後は方向感なく暫く推移。その後、米国現地早朝からは買い方が優勢となり、引けにかけて上伸し、最終的に前日比84ポイント高の63.77/LBで引けた。

出来高は、15,800枚。

 

【相場動向要因】

 

本日の米国綿花市場は、ここ数日相場に漂っていた様子見ムードから一転、やや上向きムードを見せて引けた。一部アナリストによると、主に技術的な要因として10日移動平均価格を上回ったことで投機筋の資金が再び流入したからではと言われている。また本日の限月間取引では12月限と3月限のスプレッド差に大きな変化はなく、2ポイントのみ差が縮まった。一部マーケットでは割安感のある綿種に対して、実商売の引合いが確認されている。

 

その他の米国主要穀物市場では天気を懸念して先週まで急伸していたが、引き続き調整局面に入っている模様で、本日は大豆と小麦が値を上げたが、コーンは値を下げた。さらに先週末行う予定だった米中通商に関する会合が延期されたため、穀物市場の関係者は今後の行く末を見守っている状況。

 

米連邦準備理事会(FRB)が7月下旬に開催したFOMC議事要旨を発表し新型コロナが中期的な経済の見通しにかなり深刻な影響を与えるとの見解が出された。株式市場に景気への不透明感が強まったことが弱材料となり、ニューヨークダウ平均は前日比85.19ドル安の27,692.88ドルで引けた。

 

またカリブ海沖東部で熱帯波が発生。米ハリケーンセンターによると今後数日、徐々に勢力を強めながらカリブ海を北西方向に進むことが予報されている。週末にかけて熱帯低気圧となる可能性もあるため、テキサス州沿岸地域の綿花農家は注視しながら収穫に向けて作業を進めている様子。また西テキサスでは本日も平均気温を上回る暑さが予報されている。週間天気でも雨が降らないと予報されており、一部地域では生育に影響を及ぼすことが懸念されているため、収穫作業を早めているとの情報も入っている。

 

米国現地820日に米国農務省より週間輸出成約報告が発表される予定。

 

END.