2020年8月7日金曜日

NY FUTURES AUGUST 6,2020

ICE COTTON FUTURES

August 6, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Oct 20 64.58 64.58 64.17 64.41 +.05

Dec 20 64.40 65.05 64.32 64.85 +.39

Mar 21 65.08 65.70 65.08 65.49 +.36

May 21 65.63 66.09 65.61 65.89 +.38

Jul 21 65.83 66.38 65.83 66.13 +.37

Oct 21   -     -     -   64.71 +.37

Dec 21 63.80 64.70 63.80 64.31 +.49

Mar 22   -     -     -   65.03 +.40

May 22   -     -     -   65.63 +.40

Jul 22   -     -     -   66.23 +.40

ICE estimated futures volume: 30,400

 

NY定期12月限は、寄り付き後は動意薄で推移していたが、米国現地の深夜時間帯から値を上げつづけ、本日最高値の65.05/LBを付けた。その後、調整の売りをこなしながら、最終的に前日比39ポイント高の64.85/LBで引けた。

出来高は、30,400枚。

 

【相場動向要因】

 

米国綿花市場は4営業日続伸。一時79日の最高値64.90/LBを上回る65.05/LBを付け、200日移動平均価格を4日連続で上回るなど好調な展開が続いている。未決済建玉も本日取引開始前で5400枚増加しており、ドル安やインフレ、株式市場の過熱感などを警戒した投機筋が穀物市場に資金を流入させロングポジションを積み立てている模様。今後ショートポジションのストップロスオーダーが入るとさらに相場が上昇する可能性も示唆されている。

米国商務省より綿織物・衣料品の輸入が前年比24.8%下落していることが報告されており、実需は引き続き低調なことから、直近の値動きは実体経済をあまり反映していないのではとも言われている。

また実需筋では、この上げ相場の中、生産者やトレーダらによる値決めなど活発な動きが見られた様子。

 

一方、米国株式市場ではダウ平均株価が前日比185.46ドル高の27,386.98ドルで取引を終えた。新規失業保険申請件数が3週間ぶりに減少したことや米政府による追加経済支援策法案の中身が報じられたことが概ね好感された模様。NASDAQ総合指数も過去最高値を更新している。

 

また本日、米国農務省より今季最終週となる週間輸出成約が発表された。詳細は後述。2019/2020CROPの船積数量が363100俵と堅調だったことが報告された。これで今季の船積数量は480ポンド換算で約1,497万俵となり、残すところあと1日と期末調整が入ることから年間予想船積数量の1,520万俵に到達する可能性も出てきた。

 

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending July 30, 2020)

 

2019/2020CROP

 

アップランド

 

成約:900 (中国 600 / タイ 200 / メキシコ 100)

 

キャンセル:▲69,400 (ベトナム ▲65,400 / エルサルバドル ▲2,100 / タイ ▲900)

 

船積:346,800 (中国 116,700 / ベトナム 103,300 / パキスタン 28,900)

 

 

ピマ

 

成約:なし

 

キャンセル:なし

 

 

船積:16,300 (バングラディッシュ 6,600 / 中国 5,200 / ジブチ 2,200)

 

 

2020/2021CROP

 

アップランド

 

成約:130,800 (中国 46,900 / ベトナム 22,100 / インドネシア 13,000)

 

 

ピマ

 

成約:13,300俵(エルサルバドル 2,600 / インド 2,500 / オーストリア 2,100 / パキスタン 2,100俵)

 

END.