ICE COTTON FUTURES
March 9, 2020
Open High Low Close Change
Mar 20 - - - 61.39 -1.58
May 20 62.00 62.50 60.50 61.21 -1.58
Jul 20 62.98 63.11 61.17 61.91 -1.60
Oct 20 - - - 62.16 -1.85
Dec 20 63.05 63.34 61.40 62.11 -1.70
Mar 21 64.01 64.13 62.31 62.99 -1.62
May 21 64.14 64.65 63.05 63.67 -1.53
Jul 21 64.65 64.65 63.50 64.03 -1.52
Oct 21 - - - 62.45 -1.65
Dec 21 62.79 62.91 61.54 62.05 -1.70
ICE estimated futures volume:51,700
NY定期5月限は、先週末引値から約100ポイント下落して寄り付いた後、さらに値を下げて推移。取引が本格的に始まると先週末引値付近の62.50/LBまで戻していったが、急落し本日最安値の60.50/LBを付けた。しかし取引終了間際に2,000枚以上の出来高を伴う買いが入り、最終的に先週末比158ポイント安の61.21/LBで引けた。
出来高は、51,700枚。
【相場動向要因】
新型コロナウィルスによる影響で世界的な景気後退に対する懸念が増していく中、原油先物価格が約25%の下落を記録。新たな市場リスクが現れたことで世界各地で株安連鎖が起こった。米国株式市場では取引開始直後に7%以上下落し、取引が一時停止する「サーキットブレーカー」が発動。取引再開後も軟調に推移し、この日はダウ工業株30種平均が金融危機以来の2000ドル以上の大幅な下落を記録した。
米国綿花市場では安値圏内での取引が行われていることから、底堅い需要は確認されているものの、世界的なリスク回避ムードに押され軟調に推移した模様。明日、米国現地3月10日には米国農務省月間需給報告が発表される予定だが、綿花相場は当面マクロ経済指標に追随する動きが続くのではとの見方が広がっている。
一方、中国綿花市場は主要都市のほとんどの大手紡績工場が生産を再開している。また中国通関実績によると新型コロナウィルスの影響から中国の2020年1-2月の貿易収支が前年同期の415億米ドルの黒字から71億米ドルの赤字に転落。米国からの輸入が直近2か月で前年同期比2.5%の割合で増え続けており、米中第一段階合意による米国の商品やサービス、特に農産物の購入を裏付けていると言われている。
END.