ICE COTTON FUTURES
March 25, 2020
Open High Low Close Change
May 20 53.19 54.28 52.22 53.44 +.55
Jul 20 53.25 54.12 52.37 53.53 +.52
Oct 20 55.06 55.86 54.82 55.19 +.49
Dec 20 55.00 55.97 54.30 55.04 +.39
Mar 21 56.02 57.05 55.44 56.04 +.25
May 21 57.09 57.84 56.46 57.03 +.28
Jul 21 58.73 58.73 57.40 57.95 +.35
Oct 21 - - - 57.00 +.40
Dec 21 57.40 57.40 55.80 56.70 +.40
Mar 22 - - - 57.90 +.40
ICE estimated futures volume:32,000
NY定期5月限は、寄り付きから徐々に値を上げていき、米国での取引が本格化する前に本日の高値を付けた。その後、米国での取引が本格化してからやや値を下げたが、最終的にやや値を戻し、前日比55ポイント高の53.44/LBで引けた。出来高は、32,000枚。
【相場動向要因】
本日米国より、米国内でも拡散が続いている新型コロナウイルスに対する2兆ドル規模の対策法案が上院で可決されたことが、米国株式市場に好感された模様。
本日のダウ平均株価は、前日終値から500ドル近くの上昇となっている。
綿花相場やコーン、小麦などの穀物相場も追随する形で値を上げたが、綿花相場の上げ幅は比較的小さい部類に入っている。
本日の綿花相場では、期近5月限を中心に全体で5,000枚近く未決済建玉が減少していることが報告されている。
一部のアナリストは、これを、投機筋のショートポジション解消に関連するものと見ており、このことから、綿花相場は昨日、今日と2日連続の上昇となったが、必ずしも上昇基調への転換を示すものではないと述べている。
また、新型コロナウイルス拡散の影響で、中国が原糸や生地の輸入先としていたインド、パキスタン、バングラデシュといった国の繊維産業が停滞状態となったことで、中国国内の繊維企業は自ら原糸・生地を生産しなければならなくなり、結果的に中国の原綿需要がある程度高まる可能性があるとの見方も示されているが、先行きは依然として不透明である。
米国現地3月26日には米国農務省週間輸出成約報告の発表が控えており、新型コロナウイルス拡散による影響からいくらかのキャンセルが報告されるのではとも予想されている。
米国現地3月31日には米国農務省より米綿作付意識調査の発表が予定されており、現地4月9日には米国農務省月間需給報告が発表される予定となっている。
END.