ICE COTTON FUTURES
March 11, 2020
Open High Low Close Change
May 20 61.41 61.94 61.31 61.55 +.14
Jul 20 62.03 62.55 61.87 62.16 +.13
Oct 20 - - - 62.41 +.13
Dec 20 62.60 62.80 62.18 62.43 +.15
Mar 21 63.38 63.39 63.06 63.32 +.17
May 21 64.04 64.04 63.92 64.00 +.14
Jul 21 64.41 64.50 64.41 64.50 +.09
Oct 21 - - - 62.95 +.14
Dec 21 62.79 62.80 62.65 62.65 +.19
Mar 22 - - - 63.30 +.19
ICE estimated futures volume:29,300
NY定期5月限は、前日引値と同値水準で寄り付いた後、動意薄で推移。取引が本格的に始まった後も、狭い値幅のままではあったが、ほとんど前日比プラス圏内で値が動き続け、最終的に61.55/LBで引けた。
出来高は、29,300枚。
【相場動向要因】
本日米国トランプ大統領が新型コロナウィルスに対する経済対策案を発表した。しかしながらその内容に具体性が欠けていたことで市場関係者の失望感を招き、さらに世界保健機関(WHO)が「新型コロナウィルスはパンデミック(世界的大流行)となった」と宣言したことで、米国株式市場はダウ平均株価が1464ドルの値下がりと史上2番目の値下げ幅を記録した。
一方、米国綿花市場では週明けの激しい値動きから一変、直近二日間、比較的落ち着いた取引が続いており、米国穀物市場においては唯一、二日連続で値を上げている。その理由として、生産者が直近の安値圏内での売りをためらっており、またトレーダーや紡績筋なども先行きに対する不透明感から新たな買い付けに対し様子見姿勢になった結果、綿花市場に停滞感が生まれ、投機筋が綿花市場でポジションを上積みすることなく、値動きの激しい市場へ関心が移り始めた結果からではないかと言われている。
綿花市場の次の主な材料としては、来季CROPの作付け数量となるが、最終的に判明するのが数か月先となるため、当面相場はマクロ経済の動向に追随した動きが続くと見られている。
明日、米国現地3月12日に米国農務省週間輸出成約報告が発表される予定。
END.