ICE COTTON FUTURES
March 30, 2020
Open High Low Close Change
May 20 51.05 51.13 48.80 50.70 -.63
Jul 20 50.85 51.00 48.85 50.56 -.72
Oct 20 52.92 52.92 52.92 53.07 -.27
Dec 20 53.10 53.90 52.00 53.44 -.05
Mar 21 54.30 54.97 53.25 54.59 unch
May 21 55.25 55.66 54.61 55.62 +.01
Jul 21 56.00 56.73 54.86 56.52 -.05
Oct 21 - - - 56.77 +.13
Dec 21 56.00 56.57 55.30 56.62 +.13
Mar 22 - - - 57.77 +.13
ICE estimated futures volume:42,100
NY定期5月限は、前日引値からやや値を下げて寄り付いた直後、急落。その後も軟調な展開が続いていたが、取引時間終盤にかけて値が戻っていき、最終的に前日比63ポイント安の50.70/LBで引けた。
出来高は、42,100枚。
【相場動向要因】
週明けの米国綿花市場は、先週からの下落基調に歯止めがかからず、一時、約11年ぶりに50.00/LBを下回るなど底が見えない苦しい展開が続いている。米国株式市場が開けた時間帯あたりからは株価上昇とともに綿花相場は下げ止まり、また明日現地3月31日に米国農務省より発表される作付け意識調査に向けて、投機筋がショートカバーを入れたことで取引時間終盤に値を戻していったが、結局プラス圏内にまでは至らなかった。
また米国現地2月15日に行われた全米綿花評議会(NCC)の年次総会で発表された来季米綿の作付意識調査では、来季作付面積が前年比5.5%減の1,297万エーカーの見通しだったが、一部報告によると他の穀物相場よりも相対的に綿花相場が落ち込んでいる為、場所によっては大豆など、他の穀物への転作が行われる可能性について言及しており、作付面積の更なる減少が予想されている。ただし、この調査結果は米国内で新型コロナウィルスの感染拡大が急速に始まる直前に集計されており、その後綿花相場が急落していることを考慮すると、実際の作付面積は明日発表される数字よりも大幅に下回る可能性が高いと言われている。そこで2016年3月に56.00/LBの安値を付けたときの1,007万エーカーが一つの指標として見ることができるのではと述べているアナリストもいる。
END.