ICE COTTON FUTURES
March 26, 2020
Open High Low Close Change
May 20 53.44 54.01 52.50 52.78 -.66
Jul 20 53.50 54.01 52.48 52.83 -.70
Oct 20 - - - 54.71 -.48
Dec 20 55.00 55.57 54.27 54.61 -.43
Mar 21 56.25 56.43 55.41 55.69 -.35
May 21 57.23 57.40 56.50 56.69 -.34
Jul 21 58.10 58.10 57.45 57.65 -.30
Oct 21 - - - 57.10 +.10
Dec 21 56.50 57.04 56.50 56.80 +.10
Mar 22 - - - 57.95 +.05
ICE estimated futures volume:24,000
NY定期5月限は、前日引値と同値水準で寄り付いた後、暫くは方向感なく小幅に推移していたが、次第に軟調な展開となり最終的に前日比66ポイント安の52.78/LBで引けた。
出来高は、24,000枚。
【相場動向要因】
本日、米国上院にて2兆2,000億米ドル規模の新型コロナウィルス対策法案が可決された。特に企業救済措置に関する条項が盛り込まれたことで、一部大手企業の株価上昇が寄与し、米国株式市場はダウ平均株価が終値で過去3番目に大きい値幅の1,351ドルもの値上がりで約2週間ぶりに2万2000ドルを回復した。
一方、米国穀物市場は全体的に軟調で、米国綿花市場も特に期近限月が前日よりも値を下げた。米失業保険新規申請件数が発表され、過去最多記録だった1982年の69.5万件を4倍も上回る328万件と急増、さらには米国の新型コロナウィルスの感染者数が中国を抜き世界最多になったことが綿花相場にも弱材料として働いたと思われる。出来高も2020年1月29日以来の低水準だった。
また本日、米国農務省週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述するが、成約数量は前週比で19%減、直近4週間平均比で23%減の277,100俵(成約数:322,500俵、キャンセル:45,400俵)、船積数量が前週比で5%増、直近4週間平均比で3%減の386,800俵と、好調を持続してる。しかしながら世界各地で起こっている都市の封鎖や紡績工場の生産中断などの影響により、今後これら数量の減少やキャンセル数の増加が予想される。
米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り。(Week ending March 19, 2020)
2019/2020CROP
アップランド
成約:322,500俵(ベトナム 85,000俵 / パキスタン 54,900俵 / 中国 53,700俵)
キャンセル:▲45,400俵(バングラディッシュ ▲19,300俵 / ベトナム ▲9,300俵 / 中国 ▲8,800俵)
船積:386,800俵(パキスタン 86,100俵 / トルコ 71,300俵 / 中国 65,800俵)
ピマ
成約:18,400俵(中国 8,400俵 / パキスタン 6,100俵 / インド 1,500俵)
キャンセル:200俵(エルサルバドル 200俵)
船積:17,400俵(中国 400俵 / パキスタン 390俵 / インド 360俵)
2020/2021CROP
アップランド
成約:120,100俵(パキスタン 26,400俵 / 中国 17,600俵 / 韓国 15,400俵)
ピマ
成約:なし
END.