2020年3月30日月曜日

NY FUTURES MARCH 27,2020

ICE COTTON FUTURES

March 27, 2020

       Open  High  Low   Close Change

May 20 52.78 53.32 51.15 51.33 -1.45

Jul 20 52.93 53.30 51.11 51.28 -1.55

Oct 20 53.86 53.86 53.86 53.34 -1.37

Dec 20 54.72 55.06 53.38 53.49 -1.12

Mar 21 55.95 56.07 54.50 54.59 -1.10

May 21 56.77 56.77 55.56 55.61 -1.08

Jul 21 57.25 57.25 56.52 56.57 -1.08

Oct 21   -     -     -   56.64 -.46

Dec 21 56.51 56.95 55.83 56.49 -.31

Mar 22   -     -     -   57.64 -.31

ICE estimated futures volume:29,200

 

 

NY定期5月限は、前日と同程度で寄り付いた後、しばらくは動意薄で推移した。その後、米国での取引が本格化すると値を下げていき、最終的に前日比145ポイント安の51.33/LBで引けた。出来高は、29,200枚。

期近5月限は、週間で、235ポイント値を下げている。週間でみると期近5月限は3週連続で値を下げており、3週で合計1,146ポイントの下落となっている。

 

【相場動向要因】

米国トランプ大統領が、2.2兆ドル規模の新型コロナウイルス対策法案にサインをしたと報じられており、このことが米国株式市場を下支えし、綿花相場も堅調に推移することが予想されていた。

しかし、依然として事態の収束時期が見えないことにより、株式市場は再び軟調な展開となった。本日のダウ平均株価は、終値で915.16ドル下落し、21,636.78ドルで引けている。

綿花相場も引っ張られ、期近5月限は前日引け値から145ポイント下落して51.33/LBで引けた。

 

先行きの見えない経済情勢の中で、リスク回避の動きから、投機筋を中心に市場から資金を引き上げる動きが確認されている模様。

本日発表されたCFTCレポートを見ると、投機筋のロングポジション、ショートポジションともに減少していることが確認される。特にロングポジションの解消は顕著である。

ポジション解消に付随するポジション整理の動きも今後予想される。

 

また、これに加えて、投機筋によるポジション限月乗り換えが行われることも予想されている。

現地330日には大手投機筋による3日間にわたるポジション限月乗り換えが行われるものと見られている。

本日の引け値でみると、期近5月限と7月限のスプレッド幅は、7月限が5ポイント低いものとなっている。

 

現地331日には米国農務省より作付け意識調査が発表される予定となっており、市場参加者の関心を集めている。

また、現地42日には米国農務省週間輸出成約報告の発表が控えている。

 

 

END.