ICE No. 2 Cotton
March 4, 2024
Open High Low Settle Change
Mar '24 99.00 99.00 98.44 98.44 +88
May '24 93.95 97.72 92.89 94.58 -99
July '24 93.77 96.37 91.81 93.37 -40
Oct '24 84.80 86.14 84.80 85.70 -20
Dec '24 82.80 84.20 81.75 83.26 +31
Mar '25 82.68 84.20 81.91 83.37 +35
May '25 82.60 84.12 81.99 83.37 +34
July '25 82.54 83.99 81.93 83.26 +31
Oct '25 - - - 80.53 +54
Dec '25 78.52 79.05 78.52 79.05 +38
ICE estimated futures volume: 55,700
5月限は小安く寄り付くと暫く方向感なく推移し、アメリカ時間には一時97.72/LBまで上値を試すもその後は反落した。
483ポイントのレンジで値動きし、最終的には94.58/LBで引けた。推定出来高は55,700枚。
【相場要因】
金曜日にリミットダウンを付けて、窓埋めの展開となった期近限月は値動きが激しく動きの読みにくい展開となった。
弱気要因としては静かな実需と原油価格の下落、さらには米国ドルが僅かに強含んだことが考えられる。
一方で期近限月の未値決めの約定バランスは不均衡で紡績筋の未値決めが多く、さらに強気に推移する可能性は指摘されており、
技術的にも強気トレンドは終息していないものの高値を追う紡績筋も少ないことから実需は強弱拮抗しており、実需筋の買い付けの判断は困難を極めている様子。
米国ではMID-SOUTH FARM AND GIN SHOWが開催され、綿花関係者はJoe Nicosiaのコメントに注目を集めた。
2年に及ぶロシアとウクライナの戦争、中東戦争におけるサプライチェーンへの影響、世界全体でみられる物価高、
西テキサスの干ばつと放棄率、豪州の天候、世界の原綿消費予想の下方修正、中国の国家備蓄状況などが綿花に影響を与えた昨年の出来事としてコメントされた。
米国の新綿の生産量を決定づける要因としては、テキサス州の天候、さらには顧客の安心・安全、環境、サステナビリティと
人の健康などの社会面の重要性について触れられていた。
END