ICE COTTON FUTURES
July 16, 2020
Open High Low Close Change
Oct 20 62.30 62.86 62.30 62.88 +.29
Dec 20 62.13 62.62 61.68 62.54 +.41
Mar 21 62.95 63.25 62.40 63.19 +.34
May 21 63.46 63.82 63.07 63.77 +.25
Jul 21 63.85 64.32 63.67 64.28 +.40
Oct 21 - - - 63.40 +.21
Dec 21 62.30 62.93 62.30 62.90 +.51
Mar 22 - - - 63.62 +.13
May 22 - - - 64.32 +.13
Jul 22 - - - 64.97 +.13
ICE estimated futures volume:10,400
NY定期12月限は、寄り付きからしばらくは動意薄で推移したが、米国時間早朝に値を下げ、本日の安値を付けた。その後、値を戻していき、最終的に前日比41ポイント高の62.54/LBで引けた。
出来高は、10,400枚。
【相場動向要因】
引き続き棉花特有のファンダメンタルが乏しい中、前日に続いて少ない取引量の中での展開となった。
投機的な取引を中心に前日まで3日続落していたが、一時調整するような形で、小幅に値を上げて引けた。
在庫消費が緩やかな状況であることから、紡績の買い意欲の低下が続いており、
また、一部では在庫調整のため、契約の先延ばしなどの交渉が行われているとのこと。
定期相場では、値決めの動きや実需に紐づいた新規のオーダーも乏しく、静かな価格推移となった。
本日米国農務省週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述。
現地7月9日までの週の、2019/2020CROPアップランドの週間成約量が、38,900俵と報告されているが、
中国向けなどで、合計56,400俵のキャンセルが報告され、合計で、▲17,500俵と報告されている。
弱材料となり得る悲観的な報告であったが、市場参加者の予想を裏切るものではなく、相場への影響は限定的。
米国株式市場は、米国新規失業保険申請件数が、前週から減少したものの市場予想を上回り、依然として、高水準にあることなどから、新型コロナウイルスによる経済への影響が再認識され、軟調な展開となった模様。
本日のダウ平均株価は、前日比135.39ドル下げて引けた。
西テキサスでは、引き続き高温乾燥な気候が観測されており、
土壌湿度の低下が深刻化しつつある、との報告もある。
米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending July 09, 2020);
2019/2020CROP
アップランド
成約:38,900俵 (ベトナム 20,500俵 / 中国 6,800俵 / パキスタン 6,400俵)
キャンセル:▲56,400俵 (中国 ▲40,800俵 / バングラデシュ ▲4,400俵 / サルバドール ▲4,000俵)
船積:311,700俵 (ベトナム 94,500俵 / 中国 91,700俵 / トルコ 36,700俵)
ピマ
成約:5,800俵 (中国 1,800俵 / エジプト 1,300俵 / パキスタン 1,100俵)
キャンセル:なし
船積:800俵 (パキスタン 400俵 / ホンジュラス 300俵 / インドネシア 100俵)
2020/2021CROP
アップランド
成約:29,100俵 (中国 8,800俵 / 韓国 6,600俵 / バングラデシュ 4,400俵)
ピマ
成約:なし
END.