ICE COTTON FUTURES
July 1, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 - - - 62.58 +1.60
Oct 20 61.68 63.04 61.62 63.08 +1.60
Dec 20 61.00 62.79 60.90 62.76 +1.88
Mar 21 61.65 63.48 61.61 63.45 +1.91
May 21 62.05 63.87 62.05 63.81 +1.82
Jul 21 62.56 64.14 62.56 64.07 +1.84
Oct 21 - - - 62.57 +1.34
Dec 21 60.83 61.77 60.75 61.70 +1.42
Mar 22 - - - 62.55 +1.37
May 22 - - - 63.20 +1.37
ICE estimated futures volume:35,900
NY定期12月限は、小高く寄り付いたあと、小幅な値動きでほぼ横ばいでの推移となった。その後、米国での取引が本格化してから値を上げ、最終的に前日比188ポイント高の62.76/LBで引けた。出来高は35,900枚。
【相場動向要因】
6月30日に米国農務省から発表された作付面積報告で、米国全体の綿花作付面積が前年比11%減と報告されたことを受けて、綿花相場は2日続けて100ポイント以上の上昇となった。
しかしながら、実需では紡績による原綿需要は、スポット的な取引を除いて静かな状況が続いている。
一方で、綿花相場やその他穀物相場が強気な展開を見せたことで、投機筋による穀物相場への関心が徐々に高まりつつあるとの見立てもある。
本日の米国株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)が、公表した6月9日-10日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の中で、新型コロナウイルス拡散に起因する景気後退に対しての広範囲な施策を行っていく方針であることと一定の条件の下、低金利策を維持する旨の記載がされていたことが一部で好感された模様。
また、ドイツのバイオ医薬ベンチャー、ビオンテックと米製薬大手ファイザーによる新型コロナウイルスワクチンが初期段階の治験で有効性を示したなどと報じられてたことで、ワクチン開発に対する期待感が高まっている模様。
これらにより、米国株式市場は一部で堅調な展開となった。本日、ダウ平均株価は前日比77.91ドルの下落となったが、S&P500などは、価格を上昇させて引けている。
綿花市場においては、中国で昨日より備蓄在庫オークションが開始された。本日のオークションでは、8,035.2トンが売りに出され、全て成約に至っている。
米国では、西テキサスで、一部地域でいくらかの降雨が予想されているが、多くの地域では、高温乾燥な気候が続き、短期予報でも同様の気候が続くとされ、綿作への影響が懸念されている。
END.