ICE COTTON FUTURES
July 10, 2020
Open High Low Close Change
Oct 20 64.94 64.94 64.42 64.71 +.37
Dec 20 63.89 64.60 63.15 64.31 +.42
Mar 21 64.47 65.05 63.68 64.83 +.34
May 21 64.79 65.47 64.01 65.34 +.33
Jul 21 65.25 65.81 64.45 65.77 +.33
Oct 21 - - - 64.87 +.33
Dec 21 63.22 64.00 63.07 64.04 +.30
Mar 22 - - - 64.84 +.30
May 22 - - - 65.54 +.35
Jul 22 - - - 66.19 +.35
ICE estimated futures volume:19,400
NY定期12月限は、前日同値水準で寄り付いた後、弱含みで推移していたが、米国現地で取引が本格的になりだすと、値を上げる展開に転じ、最終的に前日比42ポイント高の64.31/LBで引けた。
出来高は、19,400枚。
【相場動向要因】
本日、米国農務省より7月度の月間需給報告が発表された。2020/2021CROPの6月度からの修正がなされた主な指標は下記の通り。
世界全体
・2020/2021CROP
期首在庫:1億92万俵(36万俵増加)
消費量:1億1,429万俵(12万俵減少)
生産量:1億1,625万俵(249万俵減少)
期末在庫:1億277万俵(190万俵減少)
米国
・2020/2021CROP
輸出:1,500万俵(100万俵減少)
生産量:1,750万俵(200万俵減少)
期末在庫:680万俵(120万俵減少)
特に6月30日に米国農務省から発表された2020/2021CROPの米綿作付面積が大幅に下方修正されたことで、米国の生産量が200万俵押し下げられた。世界全体の生産量も249万俵の減少となり、期末在庫も190万俵下方修正された。その他、中国は期首在庫と期末在庫が25万俵下方修正されている。また2019/2020CROPの世界全体の消費量は29万2,000俵下方修正され1億236万1,000俵となった。これは過去16年間で最低水準の消費量である。
米綿生産量の下方修正は市場関係者間では既に織り込まれていたことから、発表前から上値を試しながらも発表後は若干値を上げて引けた。期近価格の水準は引値時点で2月26日の価格水準まで戻しており、この1週間でも146ポイント上昇している。一部アナリストによると、ここ数日、投機筋による穀物市場への資金流入が相場を下支えしていると言われており、本日報告されているCFTCのレポートからも投機筋によるネットロングポジションが増加している一方、生産者/トレーダーらのネットショートポジションも増加しているのが確認できる。
一方、本日の米国株式市場では、新型コロナウィルスの治療薬候補であるギリアド・サイエンシズ社のレムデシビルの臨床試験結果が良好だったことが好感され、ダウ平均株価は、前日比369.21ドル高の26,075.30ドルで引けている。
END.