ICE COTTON FUTURES
May 8, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 55.39 57.05 55.39 56.27 +.88
Oct 20 57.40 57.49 57.40 57.38 +.71
Dec 20 57.25 58.20 56.99 57.62 +.67
Mar 21 58.07 58.99 57.93 58.44 +.57
May 21 58.91 59.66 58.76 59.30 +.56
Jul 21 59.60 60.25 59.40 60.04 +.58
Oct 21 - - - 58.54 +.32
Dec 21 58.05 58.60 57.82 58.19 +.27
Mar 22 59.30 59.30 59.30 58.89 +.04
May 20 - - - 59.44 +.04
ICE estimated futures volume:25,800
NY定期7月限は、比較的堅調な相場展開で、小幅な値動きで値を上げていき、最終的に前日比88ポイント高の56.27/lbで引けた。出来高は、25,800枚。
【相場動向要因】
依然として新型コロナウイルス拡散の影響で先行きが見えない市場環境の中、
米中の高官が、両国の通商問題についての電話会議を行い、今年初めに署名された第一段階合意の実施に向けて生産的な協議ができた、と報じられている。
また、第一段階合意成功に向けての環境整備に関して、好ましい進展があったとも述べられている。
一方で、本日4月度の米国月間雇用統計が発表された。
発表によると非農業部門雇用者数が、前月比2,050万人減となった。
これは1930年代の大恐慌以来最大の下落幅であった。
アナリストによる事前予想は、2,100万-2,200万人減とされていたため、結果的に市場予想を下回る内容となった。
米中協議の進展が市場参加者に好感された一方で、
米雇用統計が市場予想の範囲内に収まったことから、株式市場などが堅調に価格を推移させ、綿花相場も追随した。
しかしながら、米雇用統計の結果は、市場予想を下回ったとはいえ、大恐慌以来の落ち込みであることは事実で、
今後の米国経済に対する懸念の声もある。
綿花市場参加者の関心は、現地5月12日に発表が予定されている米国農務省月間需給報告にも向けられている。
同報告では、2020/2021cropの米綿に関する今年最初のレポートがなされる予定となっている。
END.