ICE COTTON FUTURES
May 22, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 58.07 58.21 57.06 57.61 -.45
Oct 20 57.37 57.37 57.37 57.51 -.86
Dec 20 58.80 58.80 57.45 57.81 -.89
Mar 21 59.46 59.46 58.30 58.73 -.74
May 21 59.40 59.73 59.00 59.57 -.47
Jul 21 60.05 60.36 59.59 60.23 -.17
Oct 21 - - - 58.90 -.41
Dec 21 58.35 58.66 58.00 58.60 -.41
Mar 22 59.19 59.19 59.19 59.54 -.22
May 20 59.93 59.93 59.93 60.24 -.07
ICE estimated futures volume:19,100
NY定期7月限は寄り付きから徐々に値を下げていった。その後、取引後半に本日安値をつけたあと、終盤にかけてやや値を戻し、最終的に前日比45ポイント安の57.61/LBで引けた。出来高は、19,100枚。
【相場動向要因】
新型コロナウイルスの発生源や初動対応を巡って、米中間の緊張が高まっていることを受けて、米国株式市場は値を下げて引けた。
米国主要穀物相場もコーンを除いて値を下げて引けた。
現地20日に、米国で上場している外国企業の監視を強化する法案が米国上院で可決され、22日には米商務省が中国の33の企業および機関を経済ブラックリストに追加すると発表した。
また、21日に米国トランプ大統領が、中国が、香港に対する国家安全法を導入した場合、米国として強硬に対応する旨のコメントを発表している。
中国政府は、22日に全国人民代表大会を開幕させ、その冒頭で行った政治活動報告において、2020年のGDP目標について言及せず、このことも市場参加者にとって先行き不透明感を与える要因となっている。
これらの報道を受け、綿花市場も他の商品相場・金融市場に追随して下落。
一部では、本日の高値圏で生産者側を中心とした値決めのオーダーが確認され、このことがさらに売り圧力を強めたとも報告されている。
期近12月限に関しては、ブラジル綿などの値決めに紐づいた取引が行われた模様で、引け値でみると、全限月の中で最も大きな下落幅となっている。また、中国やインドネシアによるブラジル綿に対する現物のオーダーもいくらか確認されている。
本日のCotton Outlookレポートによると、西テキサスでは高温な気候が確認されており、土壌湿度レベルをやや下げることが懸念されていた模様。しかし、週末にかけて一定量の降雨が予報され、土壌湿度を回復することも期待されていた。
米国現地5月25日は、メモリアルデーのため綿花相場は休場となる。
また、今週、大手投機筋によるポジション限月乗り換えが行われるものと見られている。
END.