2020年5月15日金曜日

NY FUTURES MAY 14,2020

ICE COTTON FUTURES

May 14, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Jul 20 57.67 58.23 56.80 57.85 +.39

Oct 20 57.23 57.25 57.23 57.46 +.10

Dec 20 57.30 57.94 56.73 57.76 +.44

Mar 21 58.14 58.70 57.62 58.62 +.48

May 21 58.93 59.45 58.75 59.40 +.44

Jul 21 59.58 60.09 59.32 59.98 +.31

Oct 21   -     -     -   58.38 +.17

Dec 21 58.10 58.37 57.70 58.08 +.17

Mar 22   -     -     -   58.83 +.17

May 20   -     -     -   59.38 +.17

ICE estimated futures volume:17,900

 

NY定期7月限は、寄り付き後、しばらくは方向感なく推移。米国現地にて本格的な取引が始まると一度値を下げたが、その後反発し、調整の売買が入りながら最終的に前日比39ポイント高の57.85/LBで引けた。

また12月限も前日比44ポイント高の57.76/LBで引けたが、7月限と12月限のスプレッドが14ポイントの逆鞘から9ポイントへとさらに5ポイント縮小した。

出来高は、昨日の約半数の17,900枚だった。

 

【相場動向要因】

 

本日、米国農務省より週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述するが、中国の新規成約数が3週連続最多で、19/20 CROP20/21 CROP合わせて266,200俵と全体の8割を占めており、引き続き、中国政府による買い付けが行われていることを示唆している。また報告内容が市場関係者の想定内だった模様で、本日の相場に対する影響は限定的だった。また今季残り12週の時点で19/20 CROPの累計成約数量が1,670万俵に達しているが、累計船積数量は1,096万俵と、米国農務省の年間目標数量である1,500万俵に届くには船積みペースがやや遅れている。

 

一方、米国株式市場は原油先物市場と共に値を上げた。今まで売り込まれていたエネルギーや銀行関連株の反発が大きく影響した模様。しかしながら、新規失業保険申請件数が6週連続で減少するも減少幅が市場関係者の予想よりも小さく、また米トランプ大統領が一部米メディアにて中国政府の新型コロナウィルスに対する初期対応や米国に上場しながら米国の会計規則に従っていない中国企業などを批判し、米中関係は悪化していることから、市場には依然として不安材料が残ったままである。

 

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending May 7, 2020;

 

2019/2020 CROP

 

アップランド

 

成約:250,300 (中国 198,000 / ベトナム 22,000 / トルコ 9,800)

 

キャンセル:▲12,200 (トルコ ▲4,400 / マレーシア ▲4,400 / パキスタン ▲2,500)

 

船積:241,700 (ベトナム 76,800 / 中国 39,200 / トルコ 38,400)

 

 

ピマ

 

成約:1,300 (バーレーン 1,300)

 

キャンセル:1.800俵(バーレーン 1,800俵)

 

船積:7,900 (イタリア 2,200 / トルコ 1,700 / インドネシア 1,300)

 

 

2020/2021 CROP

 

アップランド

 

成約:93,300 (中国 68,200 / ベトナム 23,800 / タイ 1,300)

 

 

ピマ

 

成約:▲1,400俵(日本 100 / バーレーン ▲1,500俵)

 

END.