2020年5月1日金曜日

NY FUTURES APRIL 30,2020

ICE COTTON FUTURES

April 30, 2020

       Open  High  Low   Close Change

May 20   -     -     -   58.06 +.04

Jul 20 57.21 57.98 56.56 57.33 +.21

Oct 20 58.65 58.90 58.65 58.72 +.14

Dec 20 58.76 59.50 58.18 58.92 +.24

Mar 21 59.23 60.09 59.01 59.60 +.27

May 21 59.71 60.03 59.18 59.76 +.30

Jul 21 60.00 60.00 59.24 59.78 +.26

Oct 21   -     -     -   57.97 +.09

Dec 21 57.59 58.01 57.45 57.52 +.04

Mar 22   -     -     -   58.32 +.04

ICE estimated futures volume:22,900

 

 

NY定期7月限は、寄り付きから動意薄で方向感乏しく推移したが、米国農務省週間輸出成約報告発表前に本日の高値を付けた。輸出成約報告が発表されると値を下げ、本日の安値を付けた。その後、再び値を戻すと、そのまま大きな値動きを見せることなく、前日比21ポイント高の57.33/LBで引けた。出来高は、22,900枚。

 

 

【相場動向要因】

本日発表された米国農務省週間輸出成約報告では、中国向けに約44.1万俵の新規成約が報告されている。

先日より報じられていた中国政府系企業を中心とする原綿買付の動きを裏付ける結果との見方が強い。

また、ここ数日の堅調な相場展開が中国による原綿買付を含む、実需的要因によるものであったとも言える。

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は後述。

他の穀物についても成約数量に関して同様の結果が報告されており、本日の米国主要穀物相場も軒並み値を上げて引けている。

 

一方で、本日の米国株式相場は価格を下げて引けた。

これは、米労働省が報じた週間新規失業保険申請件数が3839,000件と、依然として高水準を維持する結果であったことが弱材料として株式相場を押し下げたもの。

本日のダウ平均株価は、前日引け値から288.14ドル値を下げて引けている。

米国では、複数の州で、新型コロナウイルス対策の規制措置緩和計画が進められていると報じられている。

前述の失業保険申請件数の水準の高さもこの動きを後押しする要因となっている様子。

 

また、原油価格は一部の産油国が減産を表明したことなどにより、価格を上昇させている。

 

一部の報道では、米国政府内で、新型コロナウイルス拡散に関して、中国に対する報復措置を検討する動きが出ているとも報じられている。

 

米国現地512日には米国農務省月間需給報告の発表が予定されている。

 

 

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending Apr 23, 2020;

 

2019/2020 CROP

 

アップランド

成約:469,700 (中国 441,700 / ベトナム 15,500 / パキスタン 4,000)

 

キャンセル:▲34,900 (中国 ▲18,900 / トルコ ▲10,600 / ベトナム ▲3,000)

 

船積:253,700 (ベトナム 71,800 / トルコ 47,700 / パキスタン 35,200)

 

ピマ

成約:400 (インドネシア 200 / トルコ 200 / 日本 100)

 

キャンセル:なし

 

船積:7,000 (中国 1,800 / パキスタン 1,700 / バーレーン 1,300)

 

2020/2021 CROP

 

アップランド

成約:148,500 (中国 115,300 / トルコ 16,700 / ベトナム 11,900)

ピマ

成約:なし

 

 

END.