ICE COTTON FUTURES
May 19, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 57.99 59.49 57.92 59.20 +1.40
Oct 20 - - - 58.90 +1.29
Dec 20 58.04 59.26 58.04 59.17 +1.24
Mar 21 58.88 59.91 58.88 59.84 +1.11
May 21 59.56 60.40 59.56 60.30 +.88
Jul 21 60.00 60.67 60.00 60.53 +.67
Oct 21 - - - 59.07 +.46
Dec 21 58.40 59.00 58.37 58.77 +.46
Mar 22 - - - 59.57 +.46
May 20 - - - 60.12 +.46
ICE estimated futures volume:27,900
NY定期7月限は、前日引値と同値水準で寄り付いた後、暫く動意薄で推移。米国現地早朝より急伸し本日最高値の59.49/LBを付け、買いの勢い優勢のまま最終的に前日比140ポイント高の59.20/LBで引けた。また12月限も7月限と同じような値動きで推移していたが、7月限に対して3ポイントの逆鞘となった。
出来高は、27,900枚。
【相場動向要因】
期近7月限は3月16日以来、約2か月ぶりとなる59セント台を回復した。新型コロナウィルスによる影響で、金融市場全体が3月中旬にかけて落ち込んでいたが、その後、経済再開に向けての動きや、ワクチン開発への期待感などからV字回復基調を見せており、また綿花市場も今後の需給に対する疑問符が取れないことにより、株式などと比べるとゆっくりとしたペースではあるが追随している様子。しかし本日は、綿花特有の材料が乏しい状況であったにもかかわらず、140ポイントもの値上げ幅を記録した。7月限の未決済建玉が1,600枚以上減少し12月限が約400枚増加していることから、一部アナリストからは、恐らく投機筋によるポジションの清算と一部12月限への限月乗換が行われ、また紡績筋の値決めなども行われたことなどが相場に大きく影響したのではないかと言われている。
一方、米国株式市場は4営業日ぶりに反落。前日、米バイオ医薬大手モデルナ社が新型コロナウィルス感染症のワクチン開発において小規模な治験データで有効性を示したと発表されたことで、さらに値を上げていたが、この日は一部医科学メディアがその有効性を疑問視しているとの報道を受け、引けにかけて急落した。
米国現地5月21日に米国農務省週間輸出成約報告が発表される予定。
また米国現地5月25日はメモリアルデーのため綿花相場は休場となる。
END.