ICE COTTON FUTURES
May 15, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 57.85 58.86 57.35 58.25 +.40
Oct 20 57.30 58.00 57.30 57.95 +.49
Dec 20 57.80 58.60 57.32 58.17 +.41
Mar 21 58.64 59.30 58.06 58.87 +.25
May 21 59.40 59.95 58.81 59.53 +.13
Jul 21 60.30 60.38 59.34 60.01 +.03
Oct 21 - - - 58.61 +.23
Dec 21 58.40 58.50 57.79 58.31 +.23
Mar 22 - - - 59.06 +.23
May 20 - - - 59.61 +.23
ICE estimated futures volume:21,100
NY定期7月限は、寄り付きから方向感乏しく小幅な値動きで推移した。その後、米国での取引が本格化してから値を上げ、本日の高値を付けたあと、最終的にやや値を戻し、前日比40ポイント高の58.25/lbで引けた。出来高は、21,100枚。
【相場動向要因】
新型コロナウイルス拡散の影響や、米中関係など、市場の先行き不透明感の要因となる要素が引き続き市場参加者を様子見ムードとしている様子。
一方で、本日の高値に向かって上昇していった要因の大部分が中国による買付であるとの見立てもある。
アナリストによると、これは国庫備蓄在庫に関連した買付ではない可能性があるとも予想されているが、他国の紡績が依然としてコロナ禍の中で、操業休止もしくは操業規制の状態にあることから、中国からの買いが本日の相場上昇に影響を与えていることが推測される。
本日、4月度の米国の小売売上高が発表され、前月比▲16.4%と、事前予想の▲12.3%を大きく下回る下げ幅となった。
一部のアナリストは、大手アパレル小売企業が破産手続きを行っていることなどからも、小売の市況低迷が窺えるとし、生地や原綿の市場にも影響を及ぼしている、と述べている。
また、現地17日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、米国経済は回復するとの見方を示しながらも、それには時間がかかる可能性があると述べている。
米国経済再開の動きの中、それに好感した米国株式市場も値を上げて引ける結果ともなっているが、
上記のような状況も考慮すると、今後も市場の動向を注視する必要がある。
米国現地5月21日には米国農務省週間輸出成約報告の発表を控えている。
また、5月25日は、メモリアルデーのためNY定期相場は休場となる。
END.