ICE COTTON FUTURES
May 20, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 59.39 59.85 58.10 58.21 -.99
Oct 20 59.01 59.01 58.60 58.52 -.38
Dec 20 59.17 59.59 58.70 58.79 -.38
Mar 21 59.92 60.20 59.48 59.58 -.26
May 21 60.40 60.71 59.99 60.08 -.22
Jul 21 60.64 60.99 60.39 60.40 -.13
Oct 21 - - - 59.17 +.10
Dec 21 58.85 59.49 58.84 58.87 +.10
Mar 22 - - - 59.62 +.05
May 20 - - - 60.17 +.05
ICE estimated futures volume:25,700
NY定期7月限は、寄り付き直後に本日の高値を付けたあと、軟調に推移し、米国での取引が本格化してからもさらに値を下げていった。そして、最終的に前日比99ポイント安の58.21/LBで引けた。出来高は、25,700枚。
【相場動向要因】
他の穀物相場や株式相場が、概ね強気な展開となったのに対して、綿花相場は弱気な相場展開となった。
本日の高値圏で、百姓側による値決めのオーダーが入ったことが価格を押し下げた一因と見られている。
また、寄り付き直後、昨日に引き続いて60セントを試す場面が見られたものの、60セントを超えられずに反落したことが、市場参加者の心理に影響を与え、売り圧力を強めた模様。
綿花の需給バランスについての先行き不透明感が依然として強いことも、上値を重たくする要因となっている。
本日のCotton Outlookレポートでは、米国衣料品店の3月の小売売上高が、昨年同月比50%減少していることが報告されている。
また、同レポートでは、中国の4月度の月間衣料品輸出量が3.5%増と、僅かながら回復したものの、1月-4月の期間では、前年同期比25%減となっていることが報告されている。
また、一部では、米国農務省が、新型コロナウイルスによる影響に対する支援策として、生産者向けに160億ドル規模の支援策を新たに講じることも報告されている。
各生産者の昨年の生産量や在庫の量などに応じて支給額が決定され、各生産者に対して最大25万ドルの支援が可能なプログラムとなっている。同プログラムの申請は、現地5月26日から申請が開始するとのこと。
米国現地5月21日には米国農務省週間輸出成約報告の発表が控えている。
END.