ICE COTTON FUTURES
May 27, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 58.46 58.60 57.62 58.34 +.11
Oct 20 57.91 57.91 57.57 57.63 -.11
Dec 20 58.01 58.32 57.54 58.03 +.03
Mar 21 59.06 59.18 58.47 58.98 +.11
May 21 59.89 60.00 59.30 59.84 +.13
Jul 21 60.61 60.61 59.94 60.56 +.15
Oct 21 - - - 59.16 +.03
Dec 21 59.16 59.16 58.40 58.86 +.03
Mar 22 59.39 59.39 59.39 59.76 +.02
May 20 60.14 60.14 60.14 60.36 -.08
ICE estimated futures volume:20,000
NY定期7月限は、寄り付きからしばらく方向感乏しく推移し、米国での取引が開始されてから下落。本日の安値を付けた。その後、取引終盤にかけて値を戻していき、最終的に前日比11ポイント高の58.34/LBで引けた。出来高は、20,000枚。
【相場動向要因】
綿花市場では、新型コロナウイルス拡散を背景とする小売企業からの需要減に加えて、インドネシアやパキスタンなどの宗教上の休暇期間の影響もあり、比較的静かな状況となっている。
中国政府の香港に対しての統制強化を巡って、米中関係の緊張感が高まりつつあることが、市場の先行き不安を強めている。
一部報告では、米政権が、中国政府による対香港統制強化に対して、香港からの輸入品に対する優遇関税措置の停止も検討していると報じられている。
一方で、綿花相場は、中国政府による国庫備蓄在庫積み上げのための原綿買付が行われている模様。中国政府系企業による買付が、現物商いの中心となっているとも見られ、市場参加者の関心が強くなっている。
上述のような要因が市場に影響を与え、綿花相場および米国主要穀物相場は、引け値でみると、小幅の増減もしくは前日比ほぼ横ばいの引けとなった。
米国株式市場は、米国および世界的な経済活動再開に対する期待感の高まりにより上昇。ダウ平均株価は、前日比2.2%高で引けている。
米国東部では、熱帯低気圧が発生し、カロライナなどの地域に上陸。強い風雨をもたらしている模様で、洪水などの懸念や、すでに植え付けが進みつつある綿作地への影響が懸念される。米国東部地域では、引き続き曇りや雨天の予報がなされている。
今週大手投機筋によるポジション限月乗り換えが行われると見られている。
期近7月限から12月限への乗り換えが行われる見通し。
期近7月限は、現地6月24日に第一回受渡通知日を迎える。
END.