ICE No. 2 Cotton
April 16, 2024
Open High Low Settle Change
May '24 83.07 83.40 79.50 81.29 -164
July '24 85.15 85.58 81.44 83.09 -206
Oct '24 80.50 80.50 79.00 79.05 -251
Dec '24 80.54 80.92 78.14 79.14 -143
Mar '25 82.07 82.12 79.50 80.46 -132
May '25 83.08 83.14 80.81 81.46 -132
July '25 83.61 83.77 81.50 82.07 -133
Oct '25 - - - 78.80 -96
Dec '25 77.96 77.96 76.90 77.26 -59
Mar '26 78.19 78.19 77.50 78.01 -59
ICE estimated futures volume: 76,100
5月限は寄り付きから動意薄で推移し、アメリカ時間の早朝から弱気基調で値を下げる展開となった。7月限も同様で200日移動平均線の下で推移する展開となっている。最終的にはそれぞれ、164ポイント、206ポイント安の81.29/LB、83.09/LBで引けた。推定出来高は76,100枚。
【相場要因】
綿花相場は独自の目新しい要因を欠いたが、西テキサスなど米国綿作地に降雨が観測されたことや今後も降雨が予報されており、土壌湿度改善につながる期待から弱材料となった。
出来高は堅調で、5月限の未決済建玉は6,265枚減少し19,380枚となっていることから、現地4月24日の第一回受渡通知日を前に期近限月の乗り換えやポジション整理が進んでいる。
綿花相場の下落により、米綿を含む各綿種の価格が紡績筋の目標価格水準まで下がってきたことで現物取引の活発化も予想される。しかしながら売り手にとっては依然厳しい採算での商売となることが見込まれる。
中東情勢がもたらす緊張感は、株式市場にも影響しているとみられるが、米国主要株はまちまちの結果となった。
また、連邦準備制度理事会パウエル議長が高水準の金利を長期間維持する必要がある可能性に言及したことでドルが強含み、このことも綿花を含む商品相場の軟調な展開の一因となったともみられる。
END