ICE No. 2 Cotton
February 28, 2024
Open High Low Settle Change
Mar '24 103.79 107.25 103.07 103.07 +232
May '24 98.95 103.80 98.35 101.08 +228
July '24 97.80 102.68 97.19 99.72 +204
Oct '24 88.39 88.40 87.59 87.59 -18
Dec '24 84.74 85.25 83.75 84.28 -49
Mar '25 84.80 85.20 83.83 84.29 -61
May '25 84.78 85.14 83.81 84.25 -63
July '25 84.71 84.98 84.16 84.16 -62
Oct '25 - - - 81.10 -48
Dec '25 79.99 80.00 79.30 79.59 -36
ICE estimated futures volume: 104,600
期近5月限は前日の強気を引き継ぐように寄り付きから強気で推移。アジア時間日中に100セントを超えた。
その後しばらくは小幅な値動きで推移した。
米国時間の朝には再び上昇を見せ、本日の高値を付けた。その後は緩やかに値を戻していき最終的に228ポイント高の101.08/LBで引けた。推定出来高は104,600枚。
【相場要因】
綿花相場は歴代3番目に多い出来高となった。投機筋が牽引する強気な相場推移の中、前日のリミットアップを受けて追加証拠金を恐れたポジションの清算や一部紡績の値決めオーダーが入ったと見られ、市場はややパニック気味の雰囲気だったと思われる。ボラティリティの高い環境下、オプション取引も活発で、歴代で12番目に多い36,442枚を記録した。急騰する綿花相場を見て新規の買いオーダーを入れようとする紡績は少なく、実需やファンダメンタルズとかけ離れた展開となっている。
期近限月と先の限月のスプレッドにも注目が集まっており、本日の5月限と12月限のスプレッドは16.80セント、7月限と12月限のスプレッドは15.44セントの逆鞘となっている。5月限と12月限の逆鞘は一時20セントに迫る勢いだった。
また原油、銅、米国主要株など他の市場が値を下げる中、綿花は独自の動きを見せ、投機筋の注目を集めている。
値決めのタイミングを見失い、困惑する紡績がいる一方で、リミットアップ後2日となる明日の綿花相場では、市場参加者が落ち着きを取り戻すと予想され、米国農務省週間輸出成約報告の発表もあるため、市場の方向感がより明瞭になるのでは、と期待されている。また投機筋による利益確定の動きを予想する見方もある。
END