ICE No. 2 Cotton
FEBRUARY 20,2024
Open High Low Settle Change
Mar '24 93.55 93.72 90.50 91.19 -268
May '24 94.25 94.29 90.84 91.69 -273
July '24 94.28 94.28 90.93 91.54 -289
Oct '24 83.80 86.40 83.80 85.14 -157
Dec '24 84.00 84.11 81.75 82.98 -110
Mar '25 82.93 83.22 82.55 83.12 -93
May '25 82.78 83.00 82.43 83.00 -85
July '25 82.58 82.78 82.17 82.78 -82
Oct '25 - - - 80.08 -56
Dec '25 78.50 79.00 78.50 78.75 -5
ICE estimated futures volume: 81,300
3月限、5月限は小安く寄り付くとアジア時間を中心に下落した。最終的にはそれぞれ268ポイント安、273ポイント安となり最終的には3月限が91.19/LB、5月限が91.69/LBで引けた。推定出来高は81,300枚。
【相場要因】
米国連休明け、再び堅調な出来高を記録した綿花相場は、投機筋の新規のロングポジションが積みあがり、トレーダー筋の乗換が行われていた中、寄り付きから下落局面を迎え、上げ相場にブレーキがかかった。実需面で、中国の紡績は旧正月を終えて現在8割の稼働率で操業を進めているなどの情報もあり、アジアの原綿需要が依然落ち着いている様子を見た大手綿花商が定期のロングポジションを清算した、との見方もある。
一方で技術的には移動平均線に支えられており、未値決め売契約が残っており、値決めが入れば相場を下支えし、底堅い展開を見せるという見方もある。
米国日曜日には全米綿花評議会から来期の米綿の植付予想が米国農務省の予想と比較すると明らかに保守的な数字にみられているが、経済指標を反映している米国農務省の発表よりも生産者の声を反映した全米綿花評議会の数字がより実態に近いを考えているアナリストの意見もみられた。以下、比較表参照。
全米綿花評議会の調査が行われた後、強気な相場付きが続いていること、大豆との価格比が綿花優位に動いていることなどの要因が農家の綿花生産意欲を上げるとし、来期米綿増産の確度が高まっていると見るアナリストもいる。
単位:百万 | 米国農務省 | 全米綿花評議会 |
植付エーカー | 11.00 | 9.849 |
生産量 (俵) | 16.00 | 14.56 |
消費量 (俵) | 1.80 | 1.85 |
輸出量 (俵) | 13.80 | 12.59 |
期末在庫 (俵) | 3.50 | 2.93 |
インドが超長綿の輸入関税を11%切り下げることを発表した。本日から施行される予定となっている。
END