ICE No. 2 Cotton
FEBRUARY 9,2024
Open High Low Settle Change
Mar '24 89.43 92.00 88.56 91.78 +268
May '24 89.90 92.38 89.22 92.22 +254
July '24 89.89 92.31 89.50 92.22 +230
Oct '24 85.32 85.37 85.16 85.16 +47
Dec '24 82.96 83.44 82.73 83.22 +28
Mar '25 83.31 83.64 83.17 83.46 +22
May '25 83.27 83.50 83.24 83.36 +18
July '25 83.03 83.16 83.03 83.16 +17
Oct '25 - - - 80.38 -15
Dec '25 78.09 78.09 77.42 77.51 -55
ICE estimated futures volume: 112,400
NY定期期近3月限は寄り付きからしばらくは動意薄で推移したが、米国での取引が始まると値を上げ始めた。取引後半に本日の高値を付け、そのまま高値圏で、前日比268ポイント高の91.78/LBにて引けた。期近5月限も同様の値動きを見せ、前日比254ポイント高の92.22/LBで引けている。本日の推定出来高は、112,400枚。
【相場要因】
本日の出来高は、綿花市場においては異例の大きな値となった。実需はアジア市場が旧正月休暇に入っており、静かな様子が続いている。
米国午前中に期近3月限が90セントを超えると、投機筋を中心とした買い注文が誘発され、さらに価格を上方向へと押し上げた。大手投機筋やトレーダー筋の限月乗り換えやポジション整理が主な取引内容だった模様。
期近3月限は、直近最高値であった昨年9月の90.75/LB、またその次の2022年11月につけた91.85/LBを破った。
また本日発表されたCFTCレポートでは、2月6日週の時点で投機筋がショートポジションの清算も含めて、正味で17,700枚のロングポジションを増やしていることが報告されている。
一部のアナリストは、投機筋がココアなどの他の商品市場で不足証拠金が発生したことに対して、綿花など他の商品ポジションの清算をすることで資金を捻出することがあるとして、そのことを投機筋のショートポジション解消の一因として挙げている。
米国S&P500が強気な展開を見せていたこともある程度綿花市場に影響を及ぼしているのではないかとも思われる。
米国現地2月19日は、President's DayのためNY定期相場は休場となる。
またその週の金曜日2月23日には期近3月限の第一回受渡通知日を迎える。
End.