ICE COTTON FUTURES
October 2, 2020
Open High Low Close Change
Dec 20 65.85 66.00 64.86 65.82 -.09
Mar 21 66.60 66.80 65.71 66.63 -.07
May 21 67.14 67.45 66.46 67.27 -.10
Jul 21 67.68 68.07 67.12 67.84 -.12
Oct 21 - - - 67.12 -.12
Dec 21 65.80 66.20 65.25 65.96 -.12
Mar 22 66.28 66.89 66.28 66.67 -.17
May 22 - - - 67.12 -.22
Jul 22 - - - 67.42 -.27
Oct 20 - - - 65.62 -.27
ICE estimated futures volume:24,500
NY定期12月限は、寄り付き後から値を下げ続け、米国現地早朝に65.00/LBを割り込み、一時本日最安値の64.86/LBを付けた。しかし、その後急激に値が戻り最終的に前日比9ポイント安の65.82/LBで引けた。
出来高は、24,500枚。
【相場動向要因】
米トランプ大統領が2日未明、新型コロナウィルス検査にて陽性と判定されたことを受けて、金融市場に不安が広がり、米国綿花相場も一時前日比100ポイントを超える下落幅を記録した。しかし、ホワイトハウスより、トランプ大統領の症状は軽く、執務も続けられることが発表された他、追加経済対策法案に関する与野党協議が急激に進むというのではという期待感から、市場は次第に冷静さを取り戻していった。ダウ平均も一時400ドルを超える下落幅を付けたが、最終的に前日比134.9ドル安の27,682.81ドルで引けた。また米国労働省が9月の失業率を発表。7.9%と5か月連続で改善したが、雇用回復ペースは鈍化傾向にあり、農業部門以外の就業者数も前月から661,000人増と前月の増加幅よりも縮小したうえ、市場予想を下回った。トランプ大統領の陽性判定による大統領選への影響や新型コロナウィルス再拡大に対する不安など、景気先行きへの不透明感は高まっている。
本日取引終了後、CFTCレポートが報告された。9月29日までの週で、投機筋/ファンド筋のロングポジションが22枚増加、ショートポジションも205枚増加し、ネットロングポジションが183枚減少した。今週は例年同時期と比較すると極端に動きが少なかった。一方、生産者/トレーダーのロングポジションは3,185枚減少、ショートポジションは879枚増加し、ネットショートポジションは4,064枚増加した。
テキサス州は全般的に晴れた穏やかな天気が広がっており、来週初め頃までは暖かい日が続く見込み。綿花の生育が進むほか、収穫作業も順調に進むことが期待されている。只、米ハリケーンセンターの発表によると、カリブ海北西部にてトロピカル・ディプレッション25が発生。週末には熱帯低気圧に勢力を強めながらメキシコ湾に向かう見込みで、今後の進路によっては熱帯低気圧の一部が南テキサスの上空にかかり、来週一部地域では雨が降ることも予想されている。
END.