ICE COTTON FUTURES
SEPTEMBER 4, 2020
Open High Low Close Change
Oct 20 63.43 63.48 63.43 64.12 +.56
Dec 20 64.20 65.11 63.90 64.99 +.71
Mar 21 65.15 66.09 64.95 65.97 +.68
May 21 66.03 66.84 65.95 66.77 +.62
Jul 21 66.75 67.53 66.74 64.47 +.56
Oct 21 - - - 66.13 +.50
Dec 21 65.05 65.81 65.05 65.68 +.50
Mar 22 - - - 66.68 +.40
May 22 - - - 67.36 +.35
Jul 22 - - - 67.81 +.35
ICE estimated futures volume:21,900
NY定期12月限は、寄り付き後、小幅に下げて推移。その後、じりじりと値を戻していき、米国現地で取引が本格的になると急伸し、最終的に前日比71ポイント高の64.99/LBで引けた。
出来高は、21,900枚。
【相場動向要因】
米国綿花市場は期近12月限が前日の下げ幅を戻す格好となり、週間では9ポイント安で引けた。引値が本日の高値近辺だったことから、相場が上向き基調の中、市場は心地よい価格水準に落ち着いたと見られる。ただ、本日取引開始前の未決済建玉が前日よりも2,200枚超増加していたことが分かり、一部アナリストからは、前日の値動きを鑑みると新規ショートポジションが増加しているのではとの話も上がっている。
また本日午後に発表されたCFTCレポートによると、9月1日までの週で、投機筋/ファンド筋のロングポジションが4,477枚増加、ショートポジションが31枚減少し、ネットロングポジションが4,508枚増加したが、前週のネットロングポジション増加幅の7,824枚よりも少なかった。一方、生産者/トレーダーのロングポジションは1,019枚増加、ショートポジションも7,007枚増加し、ネットショートポジションは5,988枚増加した。こちらも前週のネットショートポジション増加幅13,290枚に対し半数以下の増加幅となった。
一方、米国株式市場ではニューヨークダウ平均が2営業日続けて値を下げ、前日比159.42ドル安の28,133.31ドルで引けた。市場関係者の話によると、3連休を前に利益確定売りが先行し、相場を押し下げたとのこと。ハイテク銘柄中心のNASDAQ総合も前日より1.3%下げて引けた。また米国労働省が8月の雇用統計を発表。失業率は8.4%と前月比1.8%低下、市場予想の9.8%よりも良く、米国景気は最悪期から脱し、緩やかに回復傾向にあると見られている。
西テキサスでは週末にかけて暑く乾燥した天気が続くとの予報がされている。昨日弱い雨が観測されたが、依然乾燥した状態は続いている模様。しかし、週明けの火曜日夜あたりから強い寒冷前線が舞い降りることで、急激に気温が下がり、来週は平均気温を下回る日が続くとの予報がされている。そのため綿花ボールの生育への影響及びYield率の低下が懸念されている。一方、南テキサス、東テキサスでは沿岸の綿作地域においても収穫作業が始まっており、順調に進んでいる様子。
米国現地9月7日はレイバー・デーのため綿花市場は休場となる。
END.