ICE COTTON FUTURES
April 28, 2020
Open High Low Close Change
May 20 57.77 57.77 57.77 56.18 +2.25
Jul 20 55.11 56.99 54.55 55.78 +.77
Oct 20 58.49 58.49 58.16 57.51 +.80
Dec 20 57.19 58.67 56.55 57.72 +.69
Mar 21 57.36 59.29 57.36 58.47 +.85
May 21 58.58 59.35 58.58 58.73 +.93
Jul 21 58.57 59.36 58.56 58.83 +.95
Oct 21 - - - 57.38 +.50
Dec 21 57.00 57.76 56.56 57.08 +.56
Mar 22 - - - 57.88 +.56
ICE estimated futures volume:23,900
NY定期7月限は、寄り付き後少しずつ値を上げていき、米国での取引が本格化してから本日の高値を付けた。その後、取引終盤にかけてやや値を戻したが、最終的に前日比77ポイント高の55.78/LBで引けた。出来高は、23,900枚。
【相場動向要因】
綿花市場は、アジアを中心に比較的落ち着いた需要の中で展開されている。
そんな中、市場参加者の関心は、新型コロナウイルス拡散を一因とする世界的な需要低迷に加えて、
中国政府による100万トン規模の原綿買付に集められている。
一部のアナリストは、本日の相場上昇の背景として、中国政府系企業による原綿買付、もしくはそれに関連した動きが強材料として市場に影響を与えていると述べている。
また、前日4月27日の綿花相場では、3,038枚の期近7月限を中心とする積極的なロングポジションの精算が確認されている一方で、同日の7月限引け値が前日比62ポイント安に留まったことから、ここにも中国による原綿買付に紐づいた要因が相場の下支えとして働いたとの見方も示されている。
しかしながら、他国紡績筋からの需要は静かで、市場全体としては様子見ムードが続いている。
米国現地4月30日には米国農務省週間輸出成約報告が発表される予定となっており、中国による買付の結果がいくらか反映されるものと見られる。
現地5月12日には米国農務省月間需給報告の発表も控えている。
本日のCotton Outlookレポートでは、カリフォルニア州で、相場価格が低い水準にあることなどを要因として同州での綿花作付面積が減少する可能性があると報告されている。
米国4月27日に発表された週間作付進捗報告では、同州の作付進捗率は直近5年の同時期平均進捗率(55%)に対して、30%と報告されていた。
END.