ICE COTTON FUTURES
April 16, 2020
Open High Low Close Change
May 20 52.71 53.38 52.10 52.79 +.04
Jul 20 52.80 53.40 52.14 53.02 +.22
Oct 20 54.38 54.38 54.38 54.76 -.06
Dec 20 54.85 55.46 54.32 54.96 +.04
Mar 21 56.53 57.14 55.99 56.18 -.34
May 21 56.88 56.88 56.42 57.05 +.11
Jul 21 - - - 57.70 +.14
Oct 21 - - - 56.55 +.09
Dec 21 56.00 56.40 56.00 56.25 +.09
Mar 22 - - - 57.30 +.04
ICE estimated futures volume:23,800
NY定期7月限は、前日引値と同値水準で寄り付いた後、動意薄で推移。
取引時間が本格的に始まると一時値を下げたが、徐々に値を戻し、最終的に前日比22ポイント高の53.02/LBで引けた。
また5月限は現地4月24日に第一回受渡通知日を控えていることもあり、ポジション清算を中心に閑散とした取引が続き、前日比4ポイント高の52.79/LBで引けた。
出来高は23,800枚。
【相場動向要因】
本日、米国農務省より週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述するが、成約キャンセル数が前週の186,400俵から78%増え、332,400俵となり新規成約数の148,600俵を大きく上回った。主な成約キャンセルはベトナム(150,500俵)、中国(137,100俵)、パキスタン(31,400俵)で報告されている。世界的に原綿需要が減速していることの証左となった形だが、本日の相場に対してはすでにある程度織り込み済みだったためか、影響は限定的だった。
一方、米国株式市場は米国現地早朝に、景気悪化を示す経済指標が相次いで発表されたことにより、ダウ平均株価が一時300米ドル近く下げたが、トランプ米大統領が「新型コロナウィルスの新規感染のピークは過ぎた」と述べ、外出規制の緩和をはじめとする経済活動の再開に向けた新たな指針を各州に示したことで、経済復興への期待感から値を戻し小幅増で引けた。
米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(WEEK ENDING APR 9, 2020);
2019/2020 CROP
アップランド
成約:148,600俵(マレーシア 57,300俵 / トルコ 17,400俵 / ベトナム 14,200俵)
キャンセル:▲332,400俵(ベトナム ▲150,500俵 / 中国 ▲137,100俵 / パキスタン ▲31,400俵)
船積:312,000俵(ベトナム 89,600俵 / 中国 58,800俵 / バングラディッシュ 43,100俵)
ピマ
成約:なし
キャンセル:なし
船積:18,800俵(中国 8,500俵 / ペルー 3,100俵 / インド 1,600俵)
2020/2021 CROP
アップランド
成約:71,800俵(ベトナム 35,700俵 / メキシコ 20,000俵 / タイ 7,500俵)
ピマ
成約:なし
END.