ICE COTTON FUTURES
Jun 9, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 60.86 61.33 60.21 60.52 -.29
Oct 20 61.72 61.74 60.38 60.70 -.42
Dec 20 60.37 60.77 59.52 60.02 -.35
Mar 21 61.16 61.37 60.20 60.70 -.24
May 21 61.69 61.73 60.63 60.96 -.31
Jul 21 61.50 61.63 60.99 61.12 -.36
Oct 21 - - - 60.12 -.10
Dec 21 60.00 60.00 59.58 59.82 -.10
Mar 22 - - - 60.74 -.08
May 22 - - - 61.34 -.18
ICE estimated futures volume:39,400
NY定期7月限は、前日引け値と同程度で寄り付いたあと、緩やかに値を下げていった。
米国での取引が本格化してからさらに値を下げ、最終的に前日比29ポイント安の60.52/LBで引けた。
出来高は、39,400枚。
【相場動向要因】
期近7月限は2日続落となった。
市場参加者の多くは、米国現地6月12日の米国農務省月間需給報告の発表を前に、様子見状態となっている模様。
5月度の需給報告では、実際の市場環境に比べて楽観的な内容とも見られ、その後現在までに期近7月限は200ポイント近く価格を上昇させた。
一部のアナリストは、前回の発表から、ファンダメンタルでは大きな変化がないことから、今回の発表を前に、実需要因を伴わない中で相場の戻しが入ったことに対する納得感を示している。
本日、期近7月限の未決済建玉が6,183枚減少し、12月限で、1,667枚増加。全体で3,856枚の未決済建玉減少が報告されている。
この中には、直近の価格上昇に対して、百姓による値決めの売オーダーが入ったことや、投機筋を中心とした期近7月限から12月限へのポジション限月乗り換えが含まれているとみられる。
本日の取引量のうち77%が限月乗り換えであったとの報告もある。
本日のCotton outlookレポートなどで、認証在庫が徐々に積み上がっていることも報告されている。
同報告によると本日時点で、前日から2,114俵増え、合計19,750俵の認証在庫が確認されている。
本日の米国主要穀物相場も綿花と同様、月間需給報告の発表を意識したためか、軒並み価格を下げて引けている。
また、米国株式市場は、ナスダックは連日の最高値更新となったものの、ダウやS&Pなどは、連日の価格上昇からひと段落する形となった。
これは、現地10日に公表されると見られる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果およびパウエル議長のコメントを前にした値動きであったと見られている。
綿花市場においては、
米国現地6月11日に米国農務省週間輸出成約報告の発表、そして、12日に月間需給報告の発表を控えている。
明日6月10日は、大手投機筋によるポジション限月乗り換えの4日目となる。
END.