2020年6月12日金曜日

NY FUTURES JUNE 11,2020

ICE COTTON FUTURES

Jun 11, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Jul 20 60.20 60.51 59.35 60.02 -.49

Oct 20 60.61 60.61 59.59 60.15 -.61

Dec 20 60.32 60.34 58.75 59.49 -.83

Mar 21 60.90 60.93 59.32 60.02 -.89

May 21 61.23 61.24 59.69 60.33 -.90

Jul 21 61.39 61.40 60.05 60.55 -.84

Oct 21   -     -     -   60.29 -.02

Dec 21 60.00 60.00 58.80 59.29 -.72

Mar 22   -     -     -   60.19 -.76

May 22   -     -     -   60.79 -.76

ICE estimated futures volume:47,900

 

 

NY定期7月限は、寄り付きから緩やかに値を下げていき、最終的に前日比49ポイント安の60.02/LBで引けた。

出来高は、47,900枚。

 

【相場動向要因】

本日米国農務省月間需給報告と週間輸出成約報告が発表された。

需給報告では、世界全体で見ると、

5月度報告との比較で、

 

2019/2020CROP

原綿消費量:およそ235万俵下方修正

期末在庫:340万俵上方修正

 

2020/2021CROP

原綿消費量:205万俵下方修正

期末在庫:524万俵上方修正

となっている。

 

国別でみると、中国の消費量が100万俵下方修正され、インドの消費量が50万俵下方修正されている。

そのほかには、2020/2021CROPのベトナムやバングラデシュの原綿輸入量が、それぞれ5万俵と10万俵上方修正されている。

 

米国を見ると、2020/2021CROPの生産量は前回発表から据え置きで、1,950万俵と報告されている。

 

これらの結果は、市場参加者の多くにとっては予想の範囲内であったようで、相場への影響は大きくなかったが、弱材料として価格を下落させた。

 

5月度報告から世界的な原綿消費量予想が下方修正されたものの、一部のアナリストは、現在の市場環境から、2020/2021CROPの世界の原綿消費量が、2019/2020CROPと比べて約1,176万俵増加するという予想に対して疑問を抱いている様子。

 

米国農務省週間輸出成約報告では、中国向けなどを中心に成約・輸出とも比較的堅調な内容が報じられている。

詳細は後述。

 

また、本日の米国株式市場は、米国の一部の州で新型コロナウイルスの感染者・入院患者が急増しているとの報道から、第2波への懸念が強まり、大きく価格を下落させている。本日のダウ平均株価は、前日比1,861.82ドル安で引けている。

 

 

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending June 04, 2020);

 

2019/2020CROP

 

アップランド

 

成約:438,500 (中国 236,000 / ベトナム 176,400 / パキスタン 13,200)

 

キャンセル:▲38,800 (中国 ▲28,700 / マレーシア ▲5,300 / バングラデシュ ▲3,500)

 

船積:294,300(中国 86,400 / ベトナム 67,400 / トルコ 56,500)

 

 

ピマ

 

成約:3,400 (中国 900 / インド 500 / パキスタン 400 / トルコ 400)

 

キャンセル:なし

 

船積:14,700 (中国 8,300 / パキスタン 2,400 / インド 1,300)

 

 

2020/2021CROP

 

アップランド

 

成約

 

193,400 (中国 161,700 / ベトナム 22,000 / マレーシア 5,300)

 

 

ピマ

 

成約:100 (中国 100)

 

 

END.