ICE COTTON FUTURES
Jun 11, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 60.20 60.51 59.35 60.02 -.49
Oct 20 60.61 60.61 59.59 60.15 -.61
Dec 20 60.32 60.34 58.75 59.49 -.83
Mar 21 60.90 60.93 59.32 60.02 -.89
May 21 61.23 61.24 59.69 60.33 -.90
Jul 21 61.39 61.40 60.05 60.55 -.84
Oct 21 - - - 60.29 -.02
Dec 21 60.00 60.00 58.80 59.29 -.72
Mar 22 - - - 60.19 -.76
May 22 - - - 60.79 -.76
ICE estimated futures volume:47,900
NY定期7月限は、寄り付きから緩やかに値を下げていき、最終的に前日比49ポイント安の60.02/LBで引けた。
出来高は、47,900枚。
【相場動向要因】
本日米国農務省月間需給報告と週間輸出成約報告が発表された。
需給報告では、世界全体で見ると、
5月度報告との比較で、
・2019/2020CROP
原綿消費量:およそ235万俵下方修正
期末在庫:340万俵上方修正
・2020/2021CROP
原綿消費量:205万俵下方修正
期末在庫:524万俵上方修正
となっている。
国別でみると、中国の消費量が100万俵下方修正され、インドの消費量が50万俵下方修正されている。
そのほかには、2020/2021CROPのベトナムやバングラデシュの原綿輸入量が、それぞれ5万俵と10万俵上方修正されている。
米国を見ると、2020/2021CROPの生産量は前回発表から据え置きで、1,950万俵と報告されている。
これらの結果は、市場参加者の多くにとっては予想の範囲内であったようで、相場への影響は大きくなかったが、弱材料として価格を下落させた。
5月度報告から世界的な原綿消費量予想が下方修正されたものの、一部のアナリストは、現在の市場環境から、2020/2021CROPの世界の原綿消費量が、2019/2020CROPと比べて約1,176万俵増加するという予想に対して疑問を抱いている様子。
米国農務省週間輸出成約報告では、中国向けなどを中心に成約・輸出とも比較的堅調な内容が報じられている。
詳細は後述。
また、本日の米国株式市場は、米国の一部の州で新型コロナウイルスの感染者・入院患者が急増しているとの報道から、第2波への懸念が強まり、大きく価格を下落させている。本日のダウ平均株価は、前日比1,861.82ドル安で引けている。
米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending June 04, 2020);
2019/2020CROP
アップランド
成約:438,500俵 (中国 236,000俵 / ベトナム 176,400俵 / パキスタン 13,200俵)
キャンセル:▲38,800俵 (中国 ▲28,700俵 / マレーシア ▲5,300俵 / バングラデシュ ▲3,500俵)
船積:294,300俵(中国 86,400俵 / ベトナム 67,400俵 / トルコ 56,500俵)
ピマ
成約:3,400俵 (中国 900俵 / インド 500俵 / パキスタン 400俵 / トルコ 400俵)
キャンセル:なし
船積:14,700俵 (中国 8,300俵 / パキスタン 2,400俵 / インド 1,300俵)
2020/2021CROP
アップランド
成約
193,400俵 (中国 161,700俵 / ベトナム 22,000俵 / マレーシア 5,300俵)
ピマ
成約:100俵 (中国 100俵)
END.