ICE COTTON FUTURES
June 4, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 60.17 60.43 59.66 60.00 -.48
Oct 20 59.61 59.66 59.61 59.54 -.19
Dec 20 59.35 59.78 59.02 59.58 -.15
Mar 21 60.15 60.38 59.80 60.22 -.16
May 21 60.44 60.73 60.24 60.54 -.16
Jul 21 61.01 61.10 60.65 60.87 -.15
Oct 21 - - - 59.59 -.19
Dec 21 59.46 59.50 59.10 59.29 -.19
Mar 22 - - - 60.24 -.14
May 22 - - - 60.99 -.14
ICE estimated futures volume:26,300
NY定期7月限は寄り付き後から方向感なく推移。米国時間早朝に急落し60.00/LBを割り込んだが、すぐに反発し前日引値水準まで値を戻した。しかし徐々に値が切り下がっていき最終的に前日比48ポイント安の60.00/LBで引けた。
出来高は26,300枚。
また本日の引値で7月限と12月限の逆鞘が42ポイントまで狭まっている。
【相場動向要因】
本日、米国農務省より週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述するが、2019/2020 CROPのアップランドのキャンセル数が新規成約数を上回り、弱材料として影響した模様で、米国綿花相場は値を下げて引けた。特に中国の新規成約数の伸びが急激に鈍化し、2019/2020 CROPの成約数は200俵(成約4,800俵/キャンセル4,600俵)、2020/2021 CROPの成約数が5,500俵という結果に終わった。これで過去1か月間に及んだ中国による米綿買付数量は146万1,200 俵に達した。また今週の船積数量は23万7,900俵だった。米国農務省が目標としている年間船積数量1,500万俵に達する為には、残り8週間で360万俵(週46万俵)が必要で、ほぼ実現が困難となったことから来月発表予定の月間需給報告も修正されるのではと言われている。明日からは大手投機筋による5日間にわたる限月乗換が始まる予定。
また同日、米国労働省から新規失業保険申請件数(5/30終了週)が発表された。187万件と依然高水準にとどまっているが、前週比では減少した。労働市場がやや持ち直してきていることを示唆しており、景気回復への期待感からダウ平均株価は利益確定売りに押されながらも小幅に上昇して引けた。
米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending May 28, 2020);
2019/2020CROP
アップランド
成約:24,000俵(ベトナム 6,300俵 / 中国 4,800俵 / バングラディッシュ 4,100俵)
キャンセル:▲34,100俵(トルコ ▲14,900俵 / ベトナム ▲10,900俵 / 中国 ▲4,600俵)
船積:237,900俵(ベトナム 84,900俵 / 中国 45,100俵 / パキスタン 43,900俵)
ピマ
成約:500俵(トルコ 400俵 / ペルー 200俵)
キャンセル:100 俵(インド 100俵)
船積:2,100俵(インドネシア 900俵 / パキスタン 700俵 / インド 400俵)
2020/2021CROP
アップランド
成約:12,400俵(ベトナム 8,800俵 / 中国 5,500俵 / トルコ 4,400俵)
ピマ
成約:なし
END.