ICE COTTON FUTURES
Jun 10, 2020
Open High Low Close Change
Jul 20 60.60 60.70 59.81 60.51 -.01
Oct 20 60.33 60.33 60.30 60.76 +.06
Dec 20 60.05 60.37 59.57 60.32 +.30
Mar 21 60.68 60.98 60.22 60.91 +.21
May 21 61.08 61.27 60.57 61.23 +.27
Jul 21 61.12 61.48 60.83 61.39 +.27
Oct 21 - - - 60.31 +.19
Dec 21 59.58 60.04 59.58 60.01 +.19
Mar 22 - - - 60.95 +.21
May 22 - - - 61.55 +.21
ICE estimated futures volume:36,800
NY定期7月限は、前日と同値水準で寄り付いた後、やや軟調に推移。米国にて取引が本格的になると、さらに値を下げ、一時60.00/LBを割り込んだが、引けにかけて値を戻していき、最終的に前日比1ポイント安の60.51/LBで引けた。12月限は30ポイント高の60.32/LBで引けたため、期近7月限との逆鞘は19ポイントまで縮まった。
出来高は、36,800枚。
【相場動向要因】
米国綿花市場は期近7月限のみ続落したが、前日引値とほぼ変わらず1ポイント安で引けた。綿花特有の材料が乏しい中、米国現地6月11日に米国農務省週間輸出成約報告と月間需給報告が続いて発表されるため、市場関係者らに様子見ムードが漂っている。米国現地6月24日の第1回受渡通知日が近付いてきていることから、本日の取引も限月乗換が中心で、全体の73%が限月乗換だった。本日は大手投機ファンドによる7月限から12月限へのポジション限月乗換の4日目で、明日が最終日となる。また期近7月限の未決済建玉が昨日から7,747枚減少し、41,938枚で始まったが、例年の同時期に比べて未決済建玉が少なく、ポジション解消が早く進んでいることを示している。
一方、米国株式市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを2022年頃まで「ゼロ金利」で据え置くことを発表したことを受けて長期金利が低下し、その結果、金融関連株が売られたためダウ平均株価は続落した。しかし成長株が中心のナスダックは金利低下を好材料として受け止められたことで、本日も最高値を更新した。また9日と10日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の参加者らの経済予測では、2020年第4四半期(10月—12月)の失業率は平均で9.3%と最悪期の14.7%から低下するものの依然高水準を維持するが、2021年は6.5%まで低下し、国内総生産(GDP)は2020年に6.5%減、2021年に5%回復する見込みと報じられた。
END.