ICE COTTON FUTURES
OCTOBER 30, 2019
Open High Low Close Change
Dec 19 64.65 65.99 64.64 65.70 +.98
Mar 20 65.80 67.13 65.77 66.89 +1.12
May 20 66.79 67.79 66.76 67.69 +1.00
Jul 20 67.51 68.35 67.51 68.30 +.86
Oct 20 - - - 67.90 +.71
Dec 20 67.50 67.90 67.44 67.88 +.54
Mar 21 67.96 68.37 67.96 68.34 +.41
May 21 68.93 68.93 68.93 68.96 +.45
Jul 21 69.09 69.50 69.09 69.47 +.38
Oct 21 - - - 68.17 +.23
ICE estimated futures volume:43,100
NY定期12月限は、寄り付きからしばらくは動意薄で推移したが、米国での取引が本格化してから徐々に値を上げ、最終的に前日比98ポイント高の65.70/LBで引けた。出来高は、43,100枚。
【相場動向要因】
<ファンダメンタル>
一部の報告で、中国企業によって、約10万トンのブラジル棉の買い付けがなされたとの噂もあり、
米中両国によってなされた部分合意によって、市場参加者の見方は楽観的な方向へ転換しつつあるようで、
このことが棉花相場にとって強気材料として作用しているものと思われる。
米中通商問題について、11月中旬にチリで予定されていたアジア太平洋経済協力会議が、チリでの反政府デモの影響により中止となったことが報じられているが、
中国高官は、外交ルートを通じて、今後も緊密なコミュニケーションを継続することで、来月中に合意文書への調印ができるとの見通しを示している。
両国は1日にも高官どうしによる電話会談を予定しているとのこと。
本日は大手投機筋による3日間にわたるポジション限月乗り換えの初日となった。主に期近12月限から3月限への限月乗り換えが行われているものと思われる。
<テクニカル・その他>
本日の期近12月限が現地10月14日につけた高値である65.85/LBを超える高値を付け、引け値も本日の高値圏での引けとなったことで、
今後さらに価格が上伸し、68セント近辺まで到達する可能性があると述べているアナリストもいる。
本日米連邦準備理事会(FRB)より、25ポイントの利下げが発表された。今回の利下げはすでに織り込み済みなようで、棉花市場への影響は限定的なものとなったようだ。
米国の天候について。
米国南東部アラバマやジョージアにおいて、強い降雨が観測されており、収穫進捗への影響や収穫されていない棉の品質への影響が懸念されている。
テキサス州では、西テキサスなどの一部地域で、寒冷な気候が観測された模様。
END.