ICE COTTON FUTURES
MAY 17,2021
Open High Low Close Change
Jul 21 82.70 83.57 82.00 82.32 -.11
Oct 21 82.51 82.54 82.29 82.29 +.68
Dec 21 81.42 82.21 81.31 81.71 +.49
Mar 22 81.02 81.85 81.02 81.35 +.45
May 22 81.22 81.59 80.96 81.10 +.47
Jul 22 80.74 81.21 80.45 80.64 +.47
Oct 22 - - - 77.74 +.30
Dec 22 76.01 76.26 75.55 75.55 +.14
Mar 21 - - - 75.75 +.14
May 21 - - - 76.40 +.14
ICE estimated futures volume:29,900
7月限は寄り付きから小高く、83セント台中盤を推移。米国早朝に100ポイントほど値を下げたが、その後右肩上がりに上昇するも、引けの直前で反落。結果前日比11ポイント安の82.32/lbで引けた。推定出来高は29,900枚。
【相場動向要因】
綿花相場は週末に西テキサスで降雨が観測され、加えて木曜日まで降雨の予報が出るなど作況回復の期待感が高まるも、引き続き市場参加者は様子見の姿勢で小動き。
China Cotton Asscoiationの年間調査の発表では今季の綿花作付面積は前年比5.4%減となった。中国ではメインの綿作地である新疆省ではほぼ作付けが完了しているが、一部で荒天が観測されダメージが懸念されており、中国は来季もまだ綿花を輸入する必要がありそう。
カレントクロップに相当する7月限では、高値圏で推移している事に加えて、
新型コロナによるロックダウンが依然各国で続き、繊維製品の需要に影を落としていることから、
上値が抑えられた相場付きとなっている。
また、新綿に相当する12月限では米国産地の天候懸念や中国からの需要継続傾向など、需要/供給面で買いが先行しやすい状況となっているとの見方がある。
結果、数カ月前には700pts/lbほどあった7月限/12月限のスプレッドは、本日時点で、60pts/lbの範囲にまで狭まってきている。
END.