ICE COTTON FUTURES
NOVEMBER 6,2019
Open High Low Close Change
Dec 19 63.81 64.11 63.45 63.69 -.12
Mar 20 65.35 65.70 65.13 65.27 -.20
May 20 66.49 66.64 66.23 66.46 -.03
Jul 20 67.43 67.62 67.21 67.56 +.11
Oct 20 - - - 67.36 -.02
Dec 20 67.67 67.67 67.37 67.57 -.01
Mar 21 67.98 68.10 67.84 68.00 -.17
May 21 68.58 68.58 68.34 68.50 -.32
Jul 21 69.04 69.04 68.87 69.05 -.37
Oct 21 - - - 67.35 -.37
ICE estimated futures volume:49,200
NY定期12月限は、寄り付きからしばらくは方向感乏しく小幅な値動きで推移したが、取引終盤に値を下げ、最終的に前日比12ポイント安の63.69/lbで引けた。3月限も同様に、取引終盤に値を下げ、最終的に前日比20ポイント安の65.27/lbで引けた。
出来高は、49,200枚。
【相場動向要因】
寄り付きからしばらくは、ファンダメンタルな要因が乏しい中で方向感なく推移していたが、
米中両国による第一段階部分合意の調印が12月にずれ込む可能性があることが報じられたことが弱気材料となり、価格下落の要因の一つとなった。
米国主要穀物相場および米国株式も、小麦を除き、いずれも値を下げて引けており、棉花相場も追随する結果となった。
また、棉花相場では、ポジション限月乗り換えやポジション整理の動きも進んでいる様子。
本日の出来高の約77%が、限月乗り換えであったとの報告もある。期近12月限から3月限への乗り換えが中心。
現地11月7日からは大手投機筋による5日間にわたるポジション限月乗り換えが行われる予定。
一部の報告で、テキサス州や米国南東部などの棉作地で、降雨や強風が観測されたと報告されている。
収穫が完了していない棉作地の棉花の品質や収穫作業の進捗への影響が懸念されている。
【その他】
本日のCotton Outlookレポートでは、先日発表された10月度ブラジル棉輸出量の仕向け地別の数値が報告されている。
10月度輸出量約27.3万トンのうち、約10.9万トンが中国向け。次いで、ベトナム向けが約4万トン、バングラデシュ向けが約3万トン、インドネシア向けが約2.3万トンとなっている。
また、同レポートでは、豪州棉ついて、先日棉作地にて降雨が観測されたものの、灌漑でない棉作地の生産量改善には至っていないことが報告されている。
米国現地11月7日には米国農務省週間輸出成約報告、8日には月間需給報告の発表が予定されており、
市場参加者の関心を集めている。
END