ICE COTTON FUTURES
March 31, 2021
Open High Low Close Change
May 21 80.70 81.40 78.60 80.88 +.24
Jul 21 81.90 82.60 79.79 82.17 +.42
Oct 21 80.36 80.70 80.36 80.70 +.98
Dec 21 78.95 80.35 77.27 80.10 +1.18
Mar 22 78.65 80.14 77.31 80.00 +1.16
May 22 78.59 80.07 77.60 79.92 +1.09
Jul 22 78.00 79.79 77.36 79.63 +1.00
Oct 22 - - - 76.88 +1.06
Dec 22 72.80 74.38 72.47 74.38 +.96
Mar 21 - - - 74.53 +.96
ICE estimated futures volume:47,100
5月限は寄り付きから小安く80セント台前半を動意薄で推移。米国での取引が本格化する頃に売りが先行し、一時79セントを割るも、まもなく急反発。結果、前日比24ポイント高の80.88/lbで引けた。月間で795ポイント下げ、10か月ぶりに前月を下回った。推定出来高は47,100枚
【相場動向要因】
綿花相場は注目を集めた米国農務省の来季の綿花作付面積予想は今季とほぼ同じ1203.6万エーカーと市場予想通りとなり相場への影響は限定的であった。予想の発表前には、月末の利益確定売りで大きく値を下げていたが、予想が発表されると値を戻した。大豆やトウモロコシの植え付け面積が昨年比増加はするものの、市場予想よりそれぞれ200万エーカー以上下回る数字となり値幅制限の上限まで上げたことに、綿花も連れ高した模様。
パキスタンがインドからの綿花や原糸の輸入を2年ぶりに解禁。ひとまず6月までの期限付きとなっており、影響は限定的と見る者もいる。一方、中国では輸出品用の原料としてインドは重要な産地の一つであり、今回の解禁で中国に輸出できるインド綿の供給量が限定されることを懸念するものもいる。
【2021 USDA Prospective Plantings】
米国の綿花の来季の植え付け面積は1203.6万エーカーと、今季から1%以下の減少となり、ほぼ今季と並ぶ。綿種別にみるとアップランド綿は昨年とほぼ同じ作付面積になる予想だが、ピマ綿は今季の70%程の作付面積となる予想。
ルイジアナ州が最も減少の多い州となり、トウモロコシや大豆を代わりに植える模様。米国ピマ綿の最大生産地カリフォルニア州は、干ばつや灌漑用水の使用に限りがあることから、今季の75%程の植え付けとなる予想。米国最大の綿花生産地テキサス州は昨年とほぼ同じ作付面積ながら、昨今の干ばつがどのような影響を及ぼすか、今後の動向に注視される。
END.