ICE No. 2 Cotton
September 26, 2025
Open High Low Settle Change
Oct '25 - - - 63.95 +12
Dec '25 66.21 66.44 66.05 66.40 +12
Mar '26 68.14 68.31 67.96 68.26 +7
May '26 69.55 69.63 69.31 69.58 +6
Jul '26 70.66 70.66 70.31 70.58 +3
Oct '26 - - - 69.60 -2
Dec '26 69.17 69.32 69.12 69.28 -7
Mar '27 - - - 69.65 -12
May '27 - - - 69.94 -10
Jul '27 - - - 70.13 -5
ICE estimated futures volume: 25,900
12月限は一日を通して、39ポイントの狭い値幅で方向感を探りながら推移。
結果、前日比12ポイント高の66.40/lbで引けた。推定出来高は25,900枚。
【相場動向要因】
綿花相場は米国の堅調な経済指標と裏腹に、米中間の貿易協定の不透明感による需要の弱さと、供給の増加の見通しで上値が重い展開。
中国は綿花の買い付けを事実上停止し、綿花を含む農産物の買い付けを今後の交渉材料としている。これに加え、各国間の関税問題や貿易摩擦が継続し、買い手は期近積みの手当てに留まっている。ブラジルやインドからの供給は堅調で、世界生産量は増加傾向にあり、価格の上昇を抑制する要因となっている。CFTCの建玉報告によると、投機筋はショートポジションを増やし、生産者や綿花商はロングを積み増す構図が続いている。
米国経済指標は堅調で、8月のコアPCEインフレ率は年率2.9%、個人所得も予想を上回る伸びを示し、7-9月期GDP成長率は3.8%と強い消費を背景に大幅改善したが綿花相場に好影響を与えるには至っていない。
米国南東部を中心にハリケーンの接近が懸念されたが、進路予測は北東方向へ逸れる見込みで、作柄への影響は限定的とみられる。
現地火曜日には米国農務省より四半期ごとの穀物在庫報告が発表される。この報告は9月1日時点の在庫を反映しており、実際の消費量を推計するために用いられ、当日午前11時の発表時には予想外の内容が市場に影響を与える可能性がある。
END.