ICE COTTON FUTURES
MAY 29, 2018
Open High Low Close Change
Jul 18 89.69 93.21 89.57 93.21 +4.00
Oct 18 90.07 91.52 90.07 91.52 +4.00
Dec 18 86.90 90.65 86.85 90.65 +4.00
Mar 18 86.45 90.24 86.43 90.24 +4.00
May 19 86.24 90.07 86.24 90.07 +4.00
Jul 19 86.10 89.97 86.10 89.97 +4.00
Oct 19 - - - 85.94 +3.34
Dec 19 79.50 83.43 79.50 81.67 +2.24
Mar 19 - - - 81.37 +2.02
May 20 - - - 81.02 +1.94
ICE estimated futures volume:36,100
NY定期7月限は、寄付きから急速に値を上げ、400ポイントの取引制限がかかるまでとなり、前日比400ポイント高の93.21/LBで引けた。出来高は、36,100枚。期近の7月限のみならず、2019年7月限までの限月で400ポイントの取引制限がかかるほどの急上昇となった。米中貿易規制問題において、中国政府が米国からの農作物の輸入量を増加させることを発表し、その中に綿花が含まれていることによって、中国の投機筋による買いのオーダーが上昇要因の一つであった模様。また、中国国内での綿花の需要も堅調で、本日の中国国家備蓄在庫オークションの成約率は、100%となり、約3万トンが成約された。
米国と中国の綿作地の天候もいくらか影響を与えているようである。
中国の新疆省では、低気温・強風などの天候による植付および収穫量への影響は限定的との見方が多いが、市場参加者の中には、この天候による影響を危惧するものもいるようだ。
米国では、西テキサスの一部地域で降雨が観測されたものの、綿作地への降雨は不十分で、乾燥状態は改善していない。一方、米国東部では、熱帯低気圧が接近したことで、強風および強い降雨が観測された。
また、明日からは大手投機筋によるポジション限月乗り換えが行われるのではないかとも見られている。
米国農務省植付状況報告および着蕾状況報告が発表された。
植付状況は、現地5月27日時点の15州平均で、62%で、2013-2017年の5か年平均(59%)と比較するとほぼ例年並みの植付進捗状況と言える。また、テキサス州の植付状況は、51%となっている。
着蕾状況は、現地5月7日時点の15州平均で、7%で、2013-2017年の5か年平均は3%となっている。
END.