2020年6月1日月曜日

NY FUTURES MAY 29,2020

ICE COTTON FUTURES

May 29, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Jul 20 57.50 57.73 56.56 57.59 +.02

Oct 20 57.18 57.21 57.12 57.27 +.07

Dec 20 57.54 57.59 56.43 57.48 -.06

Mar 21 58.48 58.56 57.44 58.48 -.04

May 21 59.33 59.47 58.33 59.38 -.07

Jul 21 59.42 60.02 59.06 60.14 -.12

Oct 21   -     -     -   58.69 -.09

Dec 21 58.30 58.30 57.40 58.39 -.09

Mar 22 59.04 59.04 58.89 59.34 -.08

May 20 59.77 59.77 59.77 60.14 +.02

ICE estimated futures volume:29,200

 

 

NY定期7月限は、寄り付きから小幅な値動きながら軟調な展開となり、徐々に値を下げていった。しかし、取引終盤に持ち直し、最終的に前日比2ポイント高の57.59/LBで引けた。

出来高は、29,200枚。

 

【相場動向要因】

米国トランプ大統領が、中国による香港の統制強化に対抗して香港に対する優遇措置撤廃を示唆したことや、トランプ大統領が世界保健機関(WHO)への資金拠出を停止する意向を示したことなどから米中関係の緊張感が高まっており、米国株式相場は値を下げて引ける結果となった。綿花相場もその影響を受け、本日の取引時間全体を通して、弱気な値動きを見せた。

 

しかしながら、米国による香港に対する措置など、市場に一部織り込まれていた部分があったと見られ、綿花相場は最終的に前日比ほぼ横ばいの値まで戻して引けた。

 

本日米国農務省週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述。

米国現地525日がメモリアルデーで休日だったため、1日遅れての発表となった。

2019/2020CROPの成約数量では、中国向けに58600俵、ベトナム向けに4300俵の成約が報告されているが、他国向けはあまり活発ではなかった様子。

中国向けの成約は、政府による国庫備蓄積み増しのための買付と見られる。中国向けは2020/2021CROPでもアップランドで113,200俵の成約が報告されている。

この結果は、市場参加者の予想を裏切るものではなく、市場への影響は限定的であった。

 

 

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending May 21, 2020)

 

2019/2020CROP

 

アップランド

 

成約:111,000(中国 58,600 / ベトナム 40,300 / トルコ 8,500)

 

キャンセル:▲66,300(トルコ ▲17,200 / パキスタン ▲12,200 / タイ ▲9,300)

 

船積:267,400(ベトナム 84,300 / 中国 55,300 / パキスタン 52,900)

 

 

ピマ

 

成約:10,100(中国 9,600 / トルコ 300 / 韓国 200)

 

キャンセル:なし

 

船積:1,400(パキスタン 700 / ベトナム 300 / インドネシア 200 / インド 200)

 

 

2020/2021CROP

 

アップランド

 

成約:171,900(中国 113,200 / トルコ 24,600 / パキスタン 11,400)

 

 

ピマ

 

成約:なし

 

 

 

END.