2020年7月17日金曜日

NY FUTURES JULY 16, 2020

ICE COTTON FUTURES

July 16, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Oct 20 62.30 62.86 62.30 62.88 +.29

Dec 20 62.13 62.62 61.68 62.54 +.41

Mar 21 62.95 63.25 62.40 63.19 +.34

May 21 63.46 63.82 63.07 63.77 +.25

Jul 21 63.85 64.32 63.67 64.28 +.40

Oct 21   -     -     -   63.40 +.21

Dec 21 62.30 62.93 62.30 62.90 +.51

Mar 22   -     -     -   63.62 +.13

May 22   -     -     -   64.32 +.13

Jul 22   -     -     -   64.97 +.13

ICE estimated futures volume:10,400

 

 

NY定期12月限は、寄り付きからしばらくは動意薄で推移したが、米国時間早朝に値を下げ、本日の安値を付けた。その後、値を戻していき、最終的に前日比41ポイント高の62.54/LBで引けた。

出来高は、10,400枚。

 

 

【相場動向要因】

引き続き棉花特有のファンダメンタルが乏しい中、前日に続いて少ない取引量の中での展開となった。

投機的な取引を中心に前日まで3日続落していたが、一時調整するような形で、小幅に値を上げて引けた。

 

在庫消費が緩やかな状況であることから、紡績の買い意欲の低下が続いており、

また、一部では在庫調整のため、契約の先延ばしなどの交渉が行われているとのこと。

 

定期相場では、値決めの動きや実需に紐づいた新規のオーダーも乏しく、静かな価格推移となった。

 

本日米国農務省週間輸出成約報告が発表された。詳細は後述。

現地79日までの週の、2019/2020CROPアップランドの週間成約量が、38,900俵と報告されているが、

中国向けなどで、合計56,400俵のキャンセルが報告され、合計で、▲17,500俵と報告されている。

弱材料となり得る悲観的な報告であったが、市場参加者の予想を裏切るものではなく、相場への影響は限定的。

 

米国株式市場は、米国新規失業保険申請件数が、前週から減少したものの市場予想を上回り、依然として、高水準にあることなどから、新型コロナウイルスによる経済への影響が再認識され、軟調な展開となった模様。

本日のダウ平均株価は、前日比135.39ドル下げて引けた。

 

西テキサスでは、引き続き高温乾燥な気候が観測されており、

土壌湿度の低下が深刻化しつつある、との報告もある。

 

 

米国農務省週間輸出成約報告の詳細は以下の通り(Week Ending July 09, 2020)

 

2019/2020CROP

アップランド

成約:38,900 (ベトナム 20,500 / 中国 6,800 / パキスタン 6,400)

 

キャンセル:▲56,400 (中国 ▲40,800 / バングラデシュ ▲4,400 / サルバドール ▲4,000)

 

船積:311,700 (ベトナム 94,500 / 中国 91,700 / トルコ 36,700)

 

ピマ

成約:5,800 (中国 1,800 / エジプト 1,300 / パキスタン 1,100)

 

キャンセル:なし

 

船積:800 (パキスタン 400 / ホンジュラス 300 / インドネシア 100)

 

2020/2021CROP

アップランド

成約:29,100 (中国 8,800 / 韓国 6,600 / バングラデシュ 4,400)

 

ピマ

成約:なし

 

END.