2020年7月15日水曜日

NY FUTURES JULY 14, 2020

ICE COTTON FUTURES

July 14, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Oct 20 63.06 63.06 62.81 62.69 -1.06

Dec 20 63.25 63.25 62.36 62.63 -.72

Mar 21 63.96 63.96 63.11 63.31 -.73

May 21 64.25 64.25 63.75 64.01 -.67

Jul 21 64.85 64.85 64.31 64.61 -.65

Oct 21   -     -     -   63.88 -.67

Dec 21 63.50 63.50 62.63 63.20 -.65

Mar 22   -     -     -   64.00 -.65

May 22   -     -     -   64.70 -.65

Jul 22   -     -     -   65.35 -.65

ICE estimated futures volume:16,100

 

 

NY定期12月限は、寄り付き直後に値を下げたが、その後は方向感乏しく推移し、最終的に前日比72ポイント安の62.63/LBで引けた。

出来高は、16,100枚。

 

【相場動向要因】

綿花特有のファンダメンタルが乏しい中、前日に引き続き少ない取引量での展開となった。

市場では、新型コロナウイルス拡散を背景とする、原糸需要の落ち込みにより、原綿需要も低調な状態が続いている。

紡績筋などの稼働率が低下したことで、原綿在庫の消化速度が当初想定よりも緩やかになり、一部で行われている安価な当用買いを除いて、紡績筋による原綿の買い控え状態となっている。

 

一方で、一部のアナリストは、綿花相場全体の未決済建玉が直近11日連続で増加していることから、トレーダーのショートポジションの増加と投機筋のロングポジションの積み増しが行われているとも述べている。

また、安値圏での紡績による値決めや投機筋による利益確定のオーダーも確認されている模様。

 

西テキサスでは、引き続き高温乾燥な気候が観測されており、ドライランド地域を中心に綿作および生産量への影響を懸念する声が強まっている。

例年であれば、さらなる生産量減の予想がされる場合、相場に対して強材料として影響を与えると予想されるが、今年は他の様々な要因により、相場の先行き不透明感は強い。

 

米国では、フロリダ、アラバマ、ノースカロライナなどで、1日当たりの新型コロナウイルスによる死者数が過去最多を記録するなど、

感染拡大に対する懸念が依然として強いが、米国株式市場は、素材やエネルギー関連株の価格上昇により、値を上げて引けている。

本日のダウ平均株価は、前日比556.79ドル上昇して引けている。

 

 

END.