2020年4月23日木曜日

NY FUTURES APRIL 22,2020

ICE COTTON FUTURES

April 22, 2020

       Open  High  Low   Close Change

May 20 52.73 56.31 52.30 56.28 +2.97

Jul 20 52.75 56.25 52.15 56.14 +2.83

Oct 20 54.95 57.40 54.95 57.58 +2.69

Dec 20 54.86 57.94 54.40 57.68 +2.52

Mar 21 56.08 58.92 55.68 58.80 +2.40

May 21 56.88 59.36 56.76 59.35 +2.14

Jul 21 57.49 59.81 57.41 59.73 +1.87

Oct 21   -     -     -   58.38 +1.67

Dec 21 55.50 58.38 55.50 58.08 +1.67

Mar 22 58.31 58.45 58.31 59.23 +1.77

ICE estimated futures volume:44,100

 

NY定期7月限は、前日引値と同値水準で寄り付くと、じりじりと値を上げていき、米国時間早朝に突如急伸。そのまま値幅制限近辺まで値を伸ばし、最終的に前日比283ポイント高の56.14/LBで引けた。

出来高は44,100枚。

 

【相場動向要因】

 

米国綿花市場が米国時間朝方から急伸し値幅制限に近い上げ幅を記録した。中国の一部メディアより「中国政府が政府在庫として米国から100万トンの綿花を含む米国産農産物の購入を計画している」という噂が報じられ、市場が反応した模様。その結果、綿花相場は約1か月ぶりに56.00/LBを超えたが、「米中貿易第一段階合意では2年という長期にわたる購入期間が設けられている為、どのような割り当てになるかは誰にもわからない」と、一部アナリストからの声もある。

 

実需筋では現物に紐づいた取引は閑散としており、第一回受渡通知日が直前まで迫っていることから、トレーダーらは支払いの遅延や契約や決済の先延ばしなどに注力している様子。

 

また米国現地423日に米国農務省週間輸出成約報告が発表される予定で、市場関係者の間では先週に引き続き、大きな成約キャンセル数量が予想されている。

 

一方、米国株式市場は反発。ムニューシン米財務長官が「8月末までに米国内の経済がほとんど再開していることを期待している」と米国メディアにて述べたことが好感されたが、いまだに米国内では新型コロナウィルス感染者数の増加が見られるため、経済再開にむけて具体的な目途がつきづらい状況は続いている。米議会上院では4,840億米ドルの追加対策法案が可決され、23日に下院でも可決される見通し。

 

END.