2020年3月5日木曜日

NY FUTURES MARCH 4,2020

ICE COTTON FUTURES

March 4, 2020

       Open  High  Low   Close Change

Mar 20   -    -     -    62.96 +.21

May 20 62.96 64.05 62.87 62.98 +.21

Jul 20 63.86 64.79 63.58 63.67 +.11

Oct 20 64.36 64.37 64.20 63.97 +.44

Dec 20 64.10 64.96 63.90 63.96 +.13

Mar 21 65.75 65.78 64.83 64.86 +.11

May 21 66.36 66.36 65.68 65.49 +.13

Jul 21 66.15 66.15 66.13 65.93 +.15

Oct 21   -     -     -   64.48 +.15

Dec 21 64.43 64.45 64.23 64.18 +.15

ICE estimated futures volume:37,100

 

 

NY定期5月限は、前日と同様、寄り付きから値を上げ、一時前日比100ポイント以上まで上昇したが、最終的に値を戻し、前日比21ポイント高の62.98/LBで引けた。出来高は、37,100枚・

 

【相場動向要因】

前日と同様に、米国現地夜間時間に投機筋によるショートカバーが入ったことで、強気基調で推移。

本日の米国株式相場が大きく値を上げていることから、綿花相場は引き続き、米国株式の値動きの影響を受けながらの展開となっている模様。

また、一部では、米国下院で、新型コロナウイルス対策予算案が可決されたと報じられたことが、米国株式市場などで好感され、強材料として働き、綿花相場も引っ張られて値を上げたとの見方もある。

 

本日は、米国大統領選民主党候補指名争いで、予備選が集中する「スーパーチューズデー」であり、バイデン前副大統領が躍進したことも株式市場の一部分野などにおいて好感され、株式市場を押し上げる要因ともなったものと思われる。

 

綿花相場は、これら強材料を背景に価格を上昇させていたが、高値圏で百姓筋による値決めオーダーが入り、最終的に値を戻して引ける結果となった。

 

新型コロナウイルス拡散の影響を背景に下落していた株価および綿花相場も、米国利下げを含む各国の経済的な対策などが相場を下支えしているものの、依然として市場の先行きは不透明。

米中第一段階合意で交わされた中国による米国農産物追加買い付けに関しても詳細は不明瞭で、新型コロナウイルスなどの影響によって冷え込んだ中国国内の実需回復の見込みにおいても不透明感が強い模様。

 

綿花市場においては、現地35日に発表を控えている米国農務省週間輸出成約報告に関心が寄せられている。

また、現地310日には米国農務省月間需給報告の発表も控えている。

 

 

 

END.