2020年3月17日火曜日

NY FUTURES MARCH 16,2020

ICE COTTON FUTURES

March 16, 2020

       Open  High  Low   Close Change

May 20 59.40 59.72 58.10 58.80 -1.69

Jul 20 60.00 60.05 58.50 59.11 -1.65

Oct 20 59.45 59.84 59.45 59.51 -1.59

Dec 20 61.00 61.00 59.30 59.69 -1.53

Mar 21 61.01 61.31 60.30 60.63 -1.52

May 21 61.76 61.84 61.13 61.45 -1.50

Jul 21 62.50 62.59 62.17 62.19 -1.41

Oct 21   -     -     -   60.79 -1.17

Dec 21 60.70 60.77 60.29 60.49 -1.12

Mar 22   -     -     -   61.14 -1.12

ICE estimated futures volume:49,300

 

NY定期5月限は、前日引値から100ポイント以上下げて寄り付いた後もじりじりと下げ、現地早朝時間に本日最安値58.10/LBをつけた。その後やや値を戻していき最終的に前日比169ポイント安の58.80/LBで引けた。

出来高は、49,300枚。

 

【相場動向要因】

 

新型コロナウィルスを発端とする経済危機への懸念が再び米国株式市場を襲った。今月3度目の取引一時停止となるサーキットブレーカーが発動し、ダウ平均株価が3000ドル弱、前日比12%の下落と1987年以来の下げ幅を記録するなど、大きな混乱が続いている。各国の中央銀行が金融・経済対策を次々と打ち出してはいるものの、市場関係者にとってはこの弱気相場を反転させるほどの刺激策とは捉えられていない様子。米国トランプ大統領がこの経済的混乱は夏ごろまで続きリセッション(景気後退)入りする可能性があると言及したことで、売りを加速させたと言われている。さらに欧米が一斉に入国制限をかけはじめ、人々の外出の自粛や店舗運営の禁止などを通達していることから、経済への悪影響は必至で世界的にこの弱気相場は続くと見られている。

 

米国綿花市場も、他の米国穀物市場と同様、米国株式市場に追随して軟調に推移した。安値付近での値決めから相場が値を戻す場面もあったことから底堅い需要は見られるものの、大きな下げ基調には逆らえないような動きと言える。しかしながら、一部報告では、中国の主な経済指標の一つ、エネルギー消費量・鉄鋼需要の数字が持ち直してきており、GDP成長率がQ12.3%のマイナス成長からQ2には2.5%のプラス成長にまで回復するとの予測もある。また新型コロナウィルスによる新たな感染者数も抑えられているとの報道もあり、中国では好転の兆しが見え始めた模様。

 

END.